目次
1 社会(若者―概念の誕生と発展;郊外―フランス社会変容を映し出す鏡 ほか)
2 教育・文化・スポーツ(マンガ―9番目の芸術;ワイン―伝統と品質 ほか)
3 経済・産業(農業―フランスは農業大国か;銀行―変貌を続ける金融業 ほか)
4 法・法律(共和国―自由・平等・友愛;憲法―大統領制と議院内閣制のはざまで ほか)
5 政治と外交(ヨーロッパ建設―フランスとの微妙な関係;地方分権―ジロンダンの復権 ほか)
著者等紹介
三浦信孝[ミウラノブタカ]
中央大学文学部教授。フランス語・フランス文学、フランス文化社会論
西山教行[ニシヤマノリユキ]
京都大学人間・環境学研究科准教授。フランス語教育学、言語政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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またの名
3
政治経済文化の諸テーマと並んで「精神分析」の項目が独立してしっかり載ってることだけでも、現代フランスについて多くを物語っている感。2014/10/22
たろーたん
2
意外だったのが、フランス人はあまり新聞を読まないらしい。『ル・モンド』の発行部数は28.8万部で朝日新聞や読売新聞の900万部には遠く及ばない。ヨーロッパと比較しても、フランス人口1000人に対して新聞購読者は156人、ノルウェー610人、イギリス320人と比べてもやはり少ない。地方紙でも最大の『ウエスト・フランス』が76万部である。理由は、全国紙はその内容や文体があまりにも知的で高学歴者しか読まないからだそうだ。『ル・モンド』や31万部の『フィガロ』は三面記事がほとんどなく、(続)2024/07/28
らい
2
言語その昇華としての文学へのこだわり、建築に際しての細かな規則、洗練されてきた料理、各章からより良いものへという意志が強い国民性が伝わった。2018/01/24
渓流
1
他国と日本を比較するとき知らなくてはならないもの。社会の基底を成す歴史と文化。それを知らなくていくら、日本が良い、フランスは素敵と言っても始まらない。その思いで読んだ一冊。 2018/10/28
もとせ
0
184頁【ユーロの発足当時、この通貨の将来については懐疑的な見方をする専門家が多かった。また、ユーロ導入に伴う物価上昇が注目されたこともあって、世論の反応も決して好意的とはいえなかった。この状況は2006年になっても変わらず、通貨としての流通が定着しているにも関わらず、ユーロに対する支持は低いままであった。しかし、ユーロの10周年を前に2008年末に実施されたEU当局による世論調査によれば、EU加盟国全体ではユーロ支持が61%に達し、反対が過半数を記録したのはイギリスとスウェーデンのみであった。】2013/05/03