目次
第1章 教科書問題を考える視点(日韓歴史教科書問題をいかに解いていくべきか;日本における歴史教科書問題の系譜)
第2章 前近代史学習を考える視点(建国神話と歴史教育;神話的象徴と歴史的実体の間の檀君;百済から渡来した人々の足跡;8世紀に新羅と日本はどのような関係を結んだか;アジアの中の「モンゴル襲来」;歴史教育における「通信使」)
第3章 近現代史学習を考える視点(日帝の韓国強制占領;3・1運動の舞台;関東大震災で韓国人を助けた布施辰治;沖縄戦の記憶と歴史教育;忘れられた戦争6・25)
第4章 日韓の歴史教科書を比較する視点(日韓の歴史教科書を比較する視点―日韓の中学校歴史教科書(2005年版)及び国史教科書(2003年版)における日韓関係記述の要旨比較)
著者等紹介
二谷貞夫[ニタニサダオ]
上越教育大学名誉教授
梅野正信[ウメノマサノブ]
上越教育大学
釜田聡[カマダサトシ]
上越教育大学
井ノ口貴史[イノクチタカシ]
京都橘大学
金恩淑[キンオンシュク]
韓国教員大学校(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むっち
1
日韓で考える歴史教育 (2010年 明石書店) 図書館で見つけて速読。改めて、日本の歴史教育が韓国との関係に止まらず、世界の動きのなかでとらえる視点が不足しているのだという感想を持った。 卑屈にもならず、さりとて強がるのでもなく、日本が世界から学び、さらに世界に影響も与えてきた歴史をきちんと把握するという中で韓国との間にあった事実をきちんと見つめることが大事だと思う。ともすれば従軍慰安婦や、日韓併合に限定されがちな歴史教育問題も、朝鮮通信使、秀吉の侵略、モンゴル襲来、遣唐使、伽耶、百済と日本の関わり、2014/07/27
-
- 洋書
- Các Cháu …