内容説明
本書は、教育水準や雇用機会、知識基盤産業の活力などを定量化することで、OECD諸国の各地域における生活の現状と改善方法に関する概観を提供する。2009年版では、イノベーションの空間的側面に注目しながら、OECD諸国地域に関する最新の比較可能なデータと趨勢を提供。OECD地域別データベースに依拠しており、これは、人口、経済と労働市場のパフォーマンス、教育、医療、環境、知識基盤産業に関する国家の下位レベルでのもっとも包括的かつ比較可能な統計である。
目次
第1部 地域的なイノベーションへの注目(研究開発への支出;研究開発活動における雇用 ほか)
第2部 国家成長の担い手としての地域(人口分布と地域類型;人口の地理的集中 ほか)
第3部 地域の資源を最大限活用する(1人当たりGDPの地域格差;労働生産性の地域格差 ほか)
第4部 地域成長の鍵となる要因(地域の総合的パフォーマンス;地域的要因とパフォーマンス ほか)
第5部 地域の厚生的基盤をめぐる競争(健康:年齢調整死亡率;健康資源:医師数 ほか)
著者等紹介
神谷浩夫[カミヤヒロオ]
1956年愛知県生まれ。名古屋大学文学研究科博士課程修了(学術博士)。現在、金沢大学地域創造学類教授。専攻は、都市社会地理学とくに地域における女性就業と福祉政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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