内容説明
申請、認定、委託に至るまでのおおよその道のりを紹介しつつ、そのときそのときに必要な情報にアクセスできるよう配慮。子どもを迎えたあとの生活もイメージできるよう、里親支援に関連した情報を掲載。養子縁組里親に興味をもつ方が高齢になりすぎないうちに一歩を踏み出すにはどうしたらよいか具体的に解説。
目次
第1章 里親になるという選択
第2章 里親になるための情報の集め方
第3章 里親になるためのステップ
第4章 子どもを家庭に迎えて
第5章 里親委託される子どもたちの事情と里親養育の課題
第6章 里親支援と里親間の交流
著者等紹介
吉田奈穂子[ヨシダナオコ]
上智大学法学部卒業。出版社勤務を経てフリーライター。約3年間にわたる不妊治療を経て、2004年に埼玉県で里親登録し、翌年より里親生活を開始する。委託された子どもとは特別養子縁組済み。現在、地元の地区里親会にて里親研修会の企画・実行や里親制度の啓発活動に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろか
3
読後の率直な感想は、著者が頭のよい人だなーということ。それは巻末の経歴を見て納得したところであるが、非常にバランス感覚に優れる。内容は、タイトルに偽りなしで、里親になろうとする人、あるいはその渦中にいる人のためのガイド。2013/12/27
mikan
1
里親に関わる仕事はないものかと読んだ。そういった本ではなかったが、著者は不妊治療から里親登録へと進んだ方。里親になるのにも年齢の制限があるというのは驚きで、手遅れにならないうちに知ってほしいという気持ちで書いたのだそう。体験談を挟みながらバランスのよい内容だと思いました。2019/06/06
石田 正直
1
勉強になりました2015/02/01
さとぴぃ
1
里親・里子についての入門書としてとても分かりやすい。平易な言葉で丁寧に説明されており、体験談も豊富。2015/02/12
かー
0
里親制度自体の説明、里親になるまでの経過や手続き、なってからの苦労と幸せ。里親に関する情報がこの一冊にまとめてあった。私自身、里親制度に関心があり本書を読んだが、里親にはなれないと思った。実子よりもデリケートであり、並大抵の覚悟では簡単に里親にはなれない。それも踏まえて、「親」になる覚悟はあるのか。それを同時に問われているような気がした。そして、子どもを持つとは、簡単なものではない。一人の命を預かるという尊い使命が課せられている。今の私では子育てすら難しい。そう思った本だった。2022/06/12