内容説明
虐待などの事情により帰る場所のなくなった10代後半の子どもたちの緊急避難場所として、初めての子どものシェルター「カリヨン子どもの家」が東京に生まれて5年。子どものシェルターは現在、神奈川・愛知・岡山にも開設され、さらに全国に広がりつつある。子どもの心に寄り添い、子どもの次のステップまでを支えてきたシェルターのこれまでの活動を紹介。子どものシェルターを通して、また利用した子どもたちの姿から、子どもを守るために社会が取り組むべき課題が見えてくる。
目次
1 子どものシェルターはなぜ必要か
2 子どものシェルターはどのように運営されてきたか
3 シェルターは子どもとどう向き合ってきたか
4 子どものシェルタースタッフの思い
5 シェルターから子どもはどう自立していったか
6 子どものシェルターの現状から見えてくるもの
7 これからの子どものシェルター―行政の施策から今後の課題を考える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ryo
8
勉強本。子どもシェルターはまだ馴染みが少ないが、養護施設や援助ホームとは異なる役割があるのだと知った。2019/12/22
Hachi_bee
1
自分の何らかの形で支援に参加・参画したい。この本に出てくるシェルターは、弁護士さん達が中心となっているので、安心して参加できそう。 http://www.carillon-cc.org/ http://www.tempo-kanagawa.org/ http://www.pao.or.jp/ http://shelter-momo.org/top.html2016/10/10