目次
第1章 英語にとって政治とは何か(国際理解と英語教育;メディア・コントロールと英語教育)
第2章 「英語で授業」は教育に何をもたらすか(「もうやめにしませんか」―朝日新聞「耕論」を考える;英語教師の教育環境・労働条件・教員養成;「英語で授業」を再考する―松本茂氏の意見に即して)
第3章 新指導要領で言語力は育つのか(新指導要領に欠けている「誠実さ」と「人間への優しさ」;「母語を耕し、自分を耕し、自国を耕す」外国語教育を;偏向教育としての外国語教育)
著者等紹介
寺島隆吉[テラシマタカヨシ]
1944年生まれ。東京大学教養学部教養学科(科学史科学哲学)卒業。現在、岐阜大学教育学部(英語教育講座)教授。英語教育応用記号論研究会(JAASET、略称「記号研」)代表。石川県立高校教諭(英語)として在職中に、金沢大学教育学部大学院教育学研究科(英語教育)修了。コロンビア大学、カリフルニア大学バークリー校、サザン・カリフォルニア大学客員研究員。ノースカロライナ州立農工大学(グリーンズボロ)、カリフォルニ州立大学ヘイワード校日本語講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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源氏星
1
面白かった。思わず読みふけった。「英語で授業」の愚を熱く述べている。本は付箋でいっぱいになった。日本が崩壊しないうちに、アメリカの自発的植民地に成り下がらないうちに政府、文科省など関係各位が目を覚ましてくれることを切に願う。図書館本。2018/03/04
sbtk
0
読み応えのある一冊だった。いろんな文献、いろんな考えが示されている。まだ勉強不足で疑問に思うところもあるけれど、全体的には世間で言われていることを鵜呑みにすると大変で、いろんな角度から物事を捉えて考えを深めていく必要があるのだと思った。国語の三読法についてももう少し知りたいと思う。私には何ができるのだろうか。2010/08/24