内容説明
跡見学園や東洋女学校など明治期から現在まで続く女子高校、女子大学を中心に、その建学の理念、当時の授業内容を調査、「和洋裁伝習」などの職業訓練や「良妻賢母」の養成など、現代の教育に通じる男女不平等の要素を詳細に検証する。
目次
序論 問題の所在と研究の目的および方法
第1章 キリスト教主義女学校の建学精神とカリキュラムの分析―明治女学校
第2章 仏教主義女学校の建学精神とカリキュラムの分析―東洋女学校
第3章 道徳・規範主義女学校の建学精神とカリキュラムの分析―三輪田女学校
第4章 教養系女学校の建学精神とカリキュラムの分析―跡見学校
第5章 職業系女学校の建学精神とカリキュラムの分析―和洋裁縫伝習所/共立女子職業学校
第6章 天皇制国家主義的イデオロギーに依拠する公立高等女学校のカリキュラムの分析―東京府立第二高等女学校
結論 明治期の私立女子中等学校の特色および男女差別
著者等紹介
櫛田眞澄[クシダマスミ]
東京学芸大学学芸学部卒業。同大学教育学専攻科修了。早稲田大学教育学部教育学研究科博士課程単位取得。教育学博士。東京都公立中学校三校の教諭をへて、岡山大学教育学部専任講師、茨城大学教育学部教授、白鴎大学教育学部教授。現在、東京純心女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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