内容説明
私たちをケアへと導く心はどこからやってくるのだろうか。ケアするといらだちや苦悩や空しさや悲しみが生じる。それなのになぜケアを続けるのだろう?ケアすると喜びや達成感や感謝の気持ちが生まれる。やがて私たちの心はどんなふうに成長していくのだろう。ケアの意味を考えること。生き方としてケアを考えていくこと。それは私たちが生きていることの意味を問いかける。
目次
1 私たちをケアへと導くもの(人生をケアする;ケアの動機 ほか)
2 感情とケア(ケアと退行;退行の種類 ほか)
3 「介護家族」とケア(ケアにおける家族の機能;家族とケアの責任 ほか)
4 ケアという生き方(関心を向けること;対象を心の中におくこと ほか)
著者等紹介
渡辺俊之[ワタナベトシユキ]
精神科医。高崎健康福祉大学教授。東海大学医学部非常勤教授。1959年、群馬県に生まれる。東海大学医学部卒業後、東海大学医学部精神科学教室で精神分析的精神療法と家族療法を学ぶ。介護家族の心理的問題に関する研究で医学博士。2000年より、東海大学附属病院にて介護家族のこころのケアを始める。介護におけるこころのケアに関する講演やテレビコメントも多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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