内容説明
つくってはみたけれど、保育課程はこれでいいのでしょうか?自己評価と研修の充実は、どのようにするのですか?園長・主任保育士に期待されるリーダーシップとは?小学校との連携は、どんな工夫をすればいいのでしょう?保育士のみなさんのこんな不安やとまどいに、わかりやすく応えたいとつくられたのが本書です。改定保育指針に順応するのではなく、これまでの保育の実践と研究をふまえ、「子どもの最善の利益を考える保育」をさらに発展させていきます。
目次
はじめに 改定保育指針実施にとまどいを感じている保育士のみなさんへ
1 乳幼児期の子どもの発達と課題(発達のみちすじを学びその時期にふさわしい援助・働きかけを;年齢別 子どもの発達のみちすじ)
2 豊かな実践のための保育課程づくり(これまでの実践をさらに充実させよりよい保育をめざす;保育課程づくり;保・幼・小の連携―それぞれの独自性を大切にしながら進める;保育士の専門性に支えられた子育て支援を;保育の質を高める自己評価のしかたと施設長の役割)
3 保育指針改定の背景と問題点(なぜ改定されたか―その背景と問題点を探る)
4 保育指針への理解をより深めるために(幼稚園教育要領―幼児教育は改訂でどう変わるのか;どう変わったか―改訂学習指導要領の特徴と問題)
著者等紹介
杉山隆一[スギヤマリュウイチ]
1947年生まれ。大阪保育研究所主任研究員。保育行政・保育の市場化と公的責任について研究を続けている
長瀬美子[ナガセヨシコ]
1963年生まれ。大阪大谷大学教育福祉学部教授。幼児教育学、なかでも遊びと人間関係の発達を主たる関心・研究領域としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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