まんが クラスメイトは外国人―多文化共生20の物語

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まんが クラスメイトは外国人―多文化共生20の物語

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  • サイズ A5判/ページ数 171p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784750329666
  • NDC分類 K334
  • Cコード C0036

出版社内容情報

在日韓国・朝鮮人、日系ボリビア人、ベトナムやクルドの難民、フィリピンの移民など、日本には数多くの「外国につながる子どもたち」が暮らしています。その子どもたちがどのように日本に住み、どのような問題と直面しているのか、まんがを通して考えます


第1話 ディエゴの物語~海をこえてきた転校生
 ◆この本を読むみなさんへ
第2話 ユヘの物語~私が日本で生まれた理由
第3話 ナミの物語~おばあちゃんと中国
第4話 リカルドの物語~沖縄とボリビアのあいだで
第5話 フォンの物語~ベトナムからの小さな船
第6話 ネブローズの物語~ふるさとには帰れない
第7話 武来杏の物語~やっと一緒に暮らせる
第8話 カルロスの物語~ぼくたちの日本語教室
第9話 ビアンカの物語~学校に行きたい
第10話 ジョシーの物語~日本にいさせて
第11話 ソフィーラの物語~お母さんと話しができない!
第12話 アンドレの物語~高校進学の壁
第13話 タオの体験~外人といわないで
第14話 栄子の物語~震災で起こったこと
第15話 アリの物語~増えてるの? 外国人犯罪
第16話 スンジャの物語~ひとさし指の自由
第17話 アレックスの物語~ぼくたちの進路は?
第18話 美里の物語~私のほんとうの名前
第19話 リリアンの体験~私の生き方
第20話 だいき&こうたの物語~ジュワニと友だちになれてよかった
 ◆この本のテーマと内容

 あとがき


   あとがき

 本書が生まれたいきさつをおはなしします。
 西山優子さん(元明石書店編集部)の思い入れがなければ、本書は生まれることはなかったでしょう。西山さんはある本の編集の過程で出会った外国人の子どもについて、次のように語りながら、本書につながるアイディアを提案されました。
 「子どもたちのことばがとても胸に残っています。それは、『こんな思いをしているのは、自分一人じゃないことがわかって、安心した』というものです。そこで、日々、そんな思いを感じながら日本で生活している子どもたちに向けた本がつくれないかと検討しています」。
 2007年5月頃のことです。「このようなテーマの本は売れないだろう」と消極的な私に、西山さんが、「こんな本はどうですか」と示してくださったのが、マンガ家みなみさんの前作『世界と地球の困った現実』でした。マンガと解説がセットになったスタイルなら、子どもたちも大人たちも読んでくれる本になるかもしれない。これが本書の企画がスタートした瞬間でした。
 本書の作成の作業は困難を極め、作業の過程で何度も書き直しを迫られました。私たちが作業に時間を取られるなか、世界や日本の状況はめまぐるしく変化してきています。このあとがきを書いている段階でも、アメリカ合衆国の金融不況に端を発した世界同時不況は、日本の移住労働者の生活を直撃し、「外国につながる子どもたち」の生活にも深刻な影響を与えています。残念ながら、こうした急激な変化を本書に反映させることはできませんでした。
 また、本書の守備範囲はあまりにも広く、当初から1冊ではおさまりきらないことがわかっており、いくつも重要なテーマをあきらめざるをえませんでした。本書完成が間近になってみると編集委員会では「本書であつかえなかったテーマや、時代の変化を盛り込んだ続編を、ぜひともつくりたい」という思いを強く持つようになっています。本書の続編ができる条件は2つ。1冊目のこの本が、皆さんに受け入れられ、たくさん売れること。そして、すてきな絵で主人公にいのちを吹きこんでくれる、マンガ家のみなみさんがもうすこし私たちにつきあってくださること。
 本書をつくるにあたって、じつにたくさんの方の協力をいただきました。
 まず最初にあげなければならないのは、第13話のタオさん、19話のリリアンさんです。この2つの話は実話を再現したお話です。ふたりの体験をマンガにしたいという私たちの願いを、おふたりは快く承諾してくださいました。その他の話は、複数の子どもたちの体験を合成してひとりの主人公にしたり、性別、年齢、家族構成、国籍などの設定を変えたりしてつくられています。原作をつくった私たちは、1話1話のマンガの主人公を見ると、モデルになった大勢の子どもたちの顔を思い浮かべます。つまり20の物語の背景には、おそらく100人をこえる子どもたちがいるのです。

(…後略…)

内容説明

あなたの学校に、外国人の友だちはいませんか?その子はどうして、日本にやってきたのでしょう。日本に来て、どんなことを思っているのでしょう。この本を読んで、世界への扉を開けてみてください。

目次

ディエゴの物語―海をこえてきた転校生
ユヘの物語―私が日本で生まれた理由
ナミの物語―おばあちゃんと中国
リカルドの物語―沖縄とボリビアのあいだで
フォンの物語―ベトナムからの小さな船
ネブローズの物語―ふるさとには帰れない
武来杏の物語―やっと一緒に暮らせる
カルロスの物語―ぼくたちの日本語教室
ビアンカの物語―学校に行きたい
ジョシーの物語―日本にいさせて〔ほか〕

著者等紹介

みなみななみ[ミナミナナミ]
イラストレーター。高校と大学で、アメリカに留学。92年から、ケニアで3年半、母語による識字教育の支援をしている団体でボランティア。教材作りのイラストを手伝う。現在は山と川の近くで、イラストやマンガを描いて暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mariya926

96
私の息子もダブルですし、今後この様な問題にぶち当たる可能性があるので読みました。この一冊を読んでも、なぜ日本には在日の韓国人や台湾人がいるか、またフィリピンや東南アジアから働きに来ている理由、そしてその子どもたちがどんな問題を抱えてどのようなことに苦しんでいるかが分かります。この子どもたちは上手く育てば国際的に活躍する人になりますし、放置されていたらアイデンティティが確立されず苦しむので、日本も田舎の方に行っても外国人がたくさん暮らしているので、もっとこんな本が読まれていって欲しいと思います。2019/02/28

えちぜんや よーた

87
まだ日本がまだ人手不足をなめてたころに書かれている。自動車製造の工場などで経済が回っていた一部地方の問題が全国に拡大している。外国にルーツをもつ子どもたちが日本の教育から漏れたら、国内の治安悪化につながる。他方、公共事業に従事する地方の建設業では破格の条件・年齢不問で求人をかけてももはや日本人は集まらない。ド短期の視点では外国人の労働力をあてにせざるを得ない。その方々が万一働けなくなった場合、日本は生活保護でもって守る気はあるか?今日の事態を考えるとこの本に書かれていることはまるでおとぎばなしのようだ。2021/12/12

どあら

12
人種差別は人間として、絶対にしてはいけないことです。読み聞かせのボランティアをしていて、毎年小学校で人権週間の時期に人権にちなんだ絵本を読んでいます❢❢ 小学校からでも、少しずつでも理解していってほしいです❢❢2013/09/26

neimu

11
よく考えてみると、娘の同級生には外国にルーツを持つ子がいっぱいいるのに、親の私はきちんとどういう背景があるか説明できていない。この本は20もの例を挙げてわかりやすく問題提起、説明しているので、子供向けにもなるが、大人にも読み応えのある本だと思う。いい勉強になった。多文化共生、この言葉を掛け声で終わらせないためにも、親も学びたい。2011/04/05

MOCCO

10
★★★★☆:中高生向けということでストーリーはマンガ仕立てだけれど、内容もマンガに続く文章の補充説明も、とても充実。大人でも、在外国人(特に少年少女)の抱える問題を、様々な角度から知ることができて、読む価値の多い一冊。2013/11/06

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