内容説明
本書の目的は、韓国併合の中に潜む問題点を探ることである。日本による韓国併合を歴史と国際法の観点から再検討するために国際的に共同して研究者が種々研究したところの成果である。
目次
1 歴史(韓国併合前史の問題―国際法受容の実際、世界の植民地化の動き;韓国併合の強制の問題―条約締結過程、日本の軍隊の役割;韓国併合と国際政治の問題―国際法を実践する「文明国」日本、ルーズベルト大統領 ほか)
2 国際法(韓国併合と国際法の問題―国際法の観点、国家論と国際法委員会、強制無効の事例の比較;韓国併合と日本の学説の問題―正当化論の批判的検討)
3 日韓関係の課題―歴史と法(歴史意識の問題;日韓関係の問題)
著者等紹介
笹川紀勝[ササガワノリカツ]
明治大学法学部教授
李泰鎮[イテジン]
韓国・ソウル大学校人文大学教授、大韓民国学術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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