出版社内容情報
高齢者虐待は大きな社会問題であるが、その実態は明らかでない。本書は全米評議会(NRC)がこの問題を理解し対応するために組んだ研究プロジェクトの報告書である。理論モデル、リスク要因、介入評価等、この問題を包括的に論じた最高水準の研究指南書である。
日本の読書のみなさまへ
謝辞
解題
用語解説
序
要旨
第1部 パネル報告書:高齢者虐待およびネグレクトの発生のリスクと普及率の検討
第1章 導入
第2章 概念、定義および測定の指標
第3章 高齢者虐待の理論的モデル
第4章 高齢者虐待の発生
第5章 高齢者虐待のリスク要因
第6章 臨床現場におけるスクリーニングとケース確認
第7章 介入の評価
第8章 研究の倫理
第9章 今後に向けて
参考文献
補遺
A 高齢者虐待の測定基準と研究
B アメリカ合衆国各州法規における「高齢者虐待およびネグレクト」の定義の分析(ローラ・フラッタム・ハン)
C 高齢者虐待およびネグレクト:歴史と概念(ロザリー・ウルフ)
D 略歴
第2部 研究資料
第10章 高齢者虐待:疫学的評価方法について(ロナルド・アシアーノ)
第11章 高齢者虐待およびネグレクトに関する研究における倫理的および政策的課題(レベッカ・ドレッサー)
第12章 高齢者虐待とネグレクトについての臨床的および医学的法医学(カーメル・ビトンド・ダイア/マリ-=テレース・コノリー/パトリシア・マックフィーリー?)
第13章 在宅における高齢者の経済的虐待(トーマス・L・ヘイフメイスター)
第14章 居住型長期介護施設での高齢者虐待:わかっていることと必要とされる情報(キャサリン・ハウズ)
第15章 高齢者虐待への介入:子ども虐待と夫婦間暴力に対する試みからの教訓(デービッド・A・ウルフ)
監訳者あとがき
略語一覧
索引?
コラム 研究用語集
コラム 高齢者虐待研究で作業上の定義が必要な変数
コラム 疫学的研究設計の概要
日本の読者のみなさまへ
この度、Elder Mistreatment: Abuse
Neglect
目次
第1部 パネル報告書―高齢者虐待およびネグレクトの発生のリスクと普及率の検討(導入;概念、定義および測定の指標;高齢者虐待の理論的モデル ほか)
補遺(高齢者虐待の測定基準と研究;アメリカ合衆国各州法規における「高齢者虐待およびネグレクト」の定義の分析;高齢者虐待およびネグレクト:歴史と概念 ほか)
第2部 研究資料(高齢者虐待:疫学的評価方法について;高齢者虐待およびネグレクトに関する研究における倫理的および政策的課題;高齢者虐待とネグレクトについての臨床的および医学的法医学 ほか)
著者等紹介
多々良紀夫[タタラトシオ]
淑徳大学総合福祉学部・大学院総合福祉研究科教授(1998年~)。関西学院大学文学部(1960年)、米国ワシントン大学修士(MSW)(1969年)。ブリン・マーカレッジ大学博士(Ph.D.)(1975年)。ブリン・マーカレッジ大学院講師(1972~1976)を経て、アメリカ公的福祉協会(APWA)の上級研究者(1976~1977)および研究調査部長(1977~1998)を務める。その間、アメリカ連邦議会と連邦高齢者行政局(AoA)が創立した全米高齢者虐待問題研究所(NCEA)の初代所長(1988~1998)、国際社会福祉協議会・米国委員会(ICSW/U.S.National Committee)の会長(1992~1997)等を歴任、連邦政府、州政府や研究機関のアドバイザーを務める。1998年4月より現職につく。2004年から2007年まで淑徳大学社会福祉研究所の所長を務め、現在は同研究所の運営委員および福祉研究室長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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