内容説明
中国と日本で学生と一般人がともに読む歴史入門書。
目次
第1部 中国の歴史と文化(中華文明の起源と国家の誕生;統一国家の樹立;多民族国家の発展;清代後期―沈淪と覚醒;中華民国―戦乱と建設;新中国―模索と発展)
第2部 中国と日本の文化交流
著者等紹介
歩平[プーピン]
1948年生まれ。現在、中国社会科学院近代史研究所所長。日本の横浜市立大学、新潟大学、慶應義塾大学の客員教授を歴任。2006年12月からスタートした「日中歴史共同研究」の中国側首席委員もつとめる
劉小萌[リウシアオモン]
1952年生まれ。現在、中国社会科学院近代史研究所研究員。日本の東北学院大学客員教授もつとめた
李長莉[リーチャンリー]
1958年生まれ。現在、中国社会科学院近代史研究所研究員。東京大学、大東文化大学、創価大学の客員研究員を歴任
鈴木博[スズキヒロシ]
1940年東京生まれ。1965年東京大学文学部卒業。現在翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tatsuya izumihara
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再読2回目。中国の若者と日本の若者が歴史認識を共同にするというサブタイトルであるが、文の端々に認識の違いを感じた。歴史認識を共通にするにはお互いに相手の中に飛び込まなければいけないと思った。感情的になってはいけないと思う。事実は何なのか難しい。歴史の本は、対立する一方の本を読むだけでは解らないと思う。2022/02/05
tatsuya izumihara
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中国の古代からの歴史と日本との係わりのついて時代を追って書かれている。どちらかといえば中国目線。戦争に対する認識と戦後の歴史認識について日本人目線との違いを感じた。特に日本は首相によって親中か敵視かが変わってくる。 ニクソンの訪中で日本もそれに習ったのは日和見な感じがした。戦後のGHQの日本人への教育によって日本は親米へと導かれ、中国政策も1970年代はアメリカに習っていた。2021年現在もアメリカの中国敵視政策に日本は習っている。2021/11/03