目次
研究の目的と方法
第1部 日本編(近代学校をめぐる“声”と“文字”の相剋―八重山地域の場合;小学校「国語科」成立と沖縄地域―「普通語」概念に注目して;宮良當壮と柳田國男の間―言語教育論をめぐって;国分一太郎における「生活語」の発見―「方言詩論争」再考;戦後民間教育運動における国語ナショナリズム―奥田靖雄の標準語論を中心に;戦後沖縄の「学力問題」における「言語問題」―上村(1978年)、儀間、東江グループを中心に)
第2部 ベトナム編(ベトナム言語教育史研究の課題と方法;ベトナム民主共和国・社会主義共和国における言語教育史の概観;バイリンガル教育をめぐる葛藤―バッカン省バーベー郡をフィールドとして;ドイモイ期における「国家語」制定をめぐる葛藤―少数民族言語教育の課題を踏まえて)
日越比較を踏まえ、もう一つの言語教育を求めて
著者等紹介
村上呂里[ムラカミロリ]
1960年生まれ。京都大学文学部国文科卒業、神戸大学大学院教育学研究科修了。大阪府立高等学校勤務を経て、1989年、琉球大学に助手として赴任。2005年、早稲田大学訪問研究者。現在琉球大学教授、教育学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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