内容説明
戦争と混乱、強権政治と抵抗、なりふりかまわぬ経済成長とその破綻―本書は、幾多の困難と屈折をくぐり抜け、民主化を求めてきた韓国に住む人びとの経験を伝える。そして、今なお残る過去清算問題とは何か。民主化運動の闘士であり現代史研究の第一人者である著者が、柔らかな筆致でコンパクトに叙述する、韓国現代史の新たなスタンダード。
目次
第1章 解放・分断・戦争・李承晩独裁
第2章 四月革命と民主主義
第3章 朴正煕軍部政権と学生運動
第4章 維新体制と反独裁闘争
第5章 光州民衆抗争から六月民主抗争へ
第6章 民主主義の進展と南北の和解
著者等紹介
徐仲錫[ソジュンソク]
1948年、韓国忠清南道・論山に生まれる。ソウル大学校国史学科を卒業し、同大学院で博士号を取得。東亜日報社『新東亜』記者、『歴史批評』編集主幹、歴史問題研究所所長等を歴任。現在、成均館大学史学科教授、歴史問題研究所顧問
文京洙[ムンギョンス]
1950年、東京に生まれる。法政大学大学院社会科学研究科修士課程を修了し、現在、立命館大学国際関係学部教授。専攻は政治学、韓国現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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