目次
第1章 パナマ(首都パナマシティ;パナマの始まり;平和憲法を知らない村人 ほか)
第2章 コスタリカ(銃と日本食;原生林に囲まれて;身近な政治、気さくな大統領 ほか)
第3章 日本の安全、世界の平和(自衛隊、靖国、そして憲法;責任ある平和の作りかた)
著者等紹介
吉岡逸夫[ヨシオカイツオ]
愛媛県岩城島生まれ。米国コロンビア大学大学院ジャーナリズム科修了。青年海外協力隊員としてエチオピアに3年暮らす。カメラマン生活約15年を経て、現在は東京新聞記者。1993、94年、東京写真記者協会賞受賞、1996年開高健賞受賞。ドキュメンタリー映画『笑うイラク魂』『アフガン戦場の旅』『戦場の夏休み』などを監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
3
ホッブズが言ったように、放っておくと闘争状態になる人間の弱さ、愚かさ。これらを制御するためにこそ、平和憲法が不可欠なのである。しかも、世界的には中米と日本に共通するというから驚いた。エコツーリズムのコスタリカ。実際は排ガスでダメのようだが・・・(118ページ)。理想と現実の齟齬。生態系保全は平和原理にふさわしい証拠だ。パナマに軍隊はない(38ページ)。ということは、日本よりも武器をもっていないのだろう。のんびりのパナマ人。うらやましいなぁ。それぞれ特徴は違っても、平和を維持するために憲法をもつことは重要。2013/01/06
くろず
0
吉岡さんが娘さんに語る形式で書かれているのでとても分かりやすい。コスタリカの警察の表情が日本のサラリーマンに似ているだとか、着眼点と想像力が素晴らしいと思った。吉岡さんのように唯我独尊ではない、頑固過ぎずない人は今の日本に必要。 9条を持つ日本に住む人は読んでみるべき。2023/11/05