出版社内容情報
グローバル化が進む今、英語一辺倒の日本の言語教育は本当に大丈夫か? 白人崇拝、アジア蔑視など、英語教育がもたらす弊害を検証し、小学校の英語教育必須化の言論の無根拠性を暴きつつ「英語だけが外国語ではない時代」の教育者、言語政策のあり方を提示。
目次
第1章 英語教師の「三つの仕事」「三つの危険」(英語教師の「三つの仕事」;英語教師の「三つの危険」)
第2章 日本の言語政策と学校教育(何が「小学校英語教育」を推進したのか;裏の推進役となった「英語教育ビジネス」;外圧の結果としての「学校五日制」 ほか)
第3章 日本の小学校英語教育を再考する(研究者の役割とは何か;政策責任を誰がどのように負うのか;中学校の英語教育を改善する ほか)
著者等紹介
寺島隆吉[テラシマタカヨシ]
1944年石川県生まれ。東京大学教養学部教養学科(科学史・科学哲学)卒業。石川県立高等学校教諭(英語)を経て、金沢大学教育学部大学院教育学研究科(英語教育)修了。カリフォルニア大学バークレー校、コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジ、南カリフォルニア大学客員研究員、カリフォルニア州立大学ヘイワード校日本語講師。現在岐阜大学教育学部教授、英語教育応用記号論研究会(JAASET)代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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