目次
特集 女性と経済(座談会 「身近な経済」―暮らしをめぐる実感も二極化;総論 経済危機とジェンダー;新自由主義的なグローバル化とジェンダー平等―オルタナティブを求めて;ジェンダー予算―人間開発とジェンダー平等達成のための政策的手段;香港における再生産労働の国際移転―深化するグローバリゼーションと“ジェンダー平等”の課題;「非正規雇用」のまん延が促す身分格差の拡大―新聞の報道姿勢の分析を中心に;男女共同参画社会と賃金の平等戦略;福祉・雇用政策の再編の中で男女共同参画社会を考える―新自由主義的福祉政策は超えられるか;生活保護改革と自立支援論―見落とされた母子世帯への所得保障の視点;インタビュー 市場経済と言葉と ほか)
書誌情報
資料集 「女性と経済」関連法文書・関連資料
感想・レビュー
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kenitirokikuti
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図書館にて。永田えり子「自由から尊厳へ」p.196〜p.208 『道徳派フェミニスト宣言』(1997)など。〈人が自由権を持つとは、「他人に損害を与えてよい不可欠の権利を持つ」ということ〉。〈もっと言うなら、自由の主張とは損害を受忍せよという、個人から社会全体への命令に他ならない〉。愚行権について、〈「ポルノを見る自由」「麻薬を吸う自由」などと理解すべきではない。本人が低俗であると信じる内容を保護するものではなく、あくまで本人が善であると信じるところを行う自由なのであり、自己破壊や悪の承認でない〉。2020/08/09