憲法の危機をこえて―弁護士活動からみえる人権

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  • サイズ B6判/ページ数 316p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750325095
  • NDC分類 323.14
  • Cコード C0036

出版社内容情報

改憲の動きが強まっている。こうした危機的状況を前に、「憲法」や「人権」にかかわる裁判や日々の活動の現場で生じている種々の問題を今日的な視点でみつめ直した、現役弁護士14人によるユニークなエッセイ集。日本国憲法の深い存在意義を再考。

目次

1 戦争と平和のはざま(憲法制定のころと私の青春;首相の靖国参拝はなぜ問題か ほか)
2 自由はいま(「日の丸・君が代」の強制と思想・良心の自由;表現の自由と民主主義の危機 ほか)
2 差別とたたかう(外国人、憲法そして国家について;男女共同参画社会基本法を生かして―「ジェンダーフリー・バッシング」の超克 ほか)
4 広がる「格差」と破壊される生活環境(規制緩和とのたたかい―タクシー運賃ダンピング通達国家賠償請求訴訟;国家的不当労働行為とのたたかい―JR採用差別事件 ほか)
5 憲法を守るために(護憲の流れをつくる「手をつなぐ」活動;情報格差システム―憲法改正国民投票法案の最大の問題点)

著者等紹介

宮里邦雄[ミヤサトクニオ]
東京弁護士会。労働事件を中心に情熱を燃やして活動すること40年余。現在日本労働弁護団会長を務める。2004年4月から東京大学法科大学院(ロースクール)の実務家教授として、労働法、法曹倫理を講義。労働法・労働事件に関し多くの著書・論文を執筆している。沖縄県出身

山口広[ヤマグチヒロシ]
第二東京弁護士会。1986年に霊感商法問題に取り組み始めて以来20年間、全国霊感商法対策弁護士連絡会の事務局長として破壊的宗教カルト対策の前線に立ち続けている。その活動が広がり2005~06年度の日弁連消費問題対策委員会委員長を務める。福岡県出身

海渡雄一[カイドユウイチ]
第二東京弁護士会。原発訴訟の一線にいる。機械に強く、日航機事故、中華航空機事故の被害者代理人もした。拘置所・刑務所に収容されている人の人権擁護にも尽力し、そのためのNPOも運営している。パートナーは福島みずほ現社民党党首だが、党派には固執しない。兵庫県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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