出版社内容情報
外国で暮らす人々にとって日本人であることはどのように意識化されるのか。また、その意識はどのように規定され変遷していくのか。本書はこうした観点から日本人としてのナショナルアイデンティティに焦点を当てて実施した調査研究を基に、分析・論述したものである。
目次
第1部 アイデンティティとは(アイデンティティ考―その強さと弱さ;アイデンティティを希求する社会;日本人アイデンティティの変遷―日本人からアメリカ人への道程)
第2部 フランス・パリに住む日本人のナショナルアイデンティティ(在仏日本人調査―問題の所在と調査方法;質問紙調査に見る日本人集団の特質;パリの日本人のアイデンティティ―どのような人が何を思いパリで暮らしているか)
資料編
著者等紹介
相良憲昭[サガラノリアキ]
京都ノートルダム女子大学・学長。UNESCO本部職員、国連大学事務局長、パリ国際大学都市日本館館長、国立教育研究所部長等を経て、2004年12月から現職
オバタ・ライマン,エツコ[オバタライマン,エツコ][Obata Reiman,Etsuko]
アリゾナ州立大学言語文学部・日本語言語学(MAプログラム)主任、日本語学準教授
岩崎久美子[イワサキクミコ]
国立教育政策研究所・生涯学習政策研究部・総括研究官。UNESCO/IIEP(パリ・ユネスコ教育計画研究所)アソシエートエキスパート等を経て、1993年、国立教育研究所に赴任、2003年10月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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