出版社内容情報
社会福祉施設利用者の権利擁護、生活の質の向上をめざし、岐阜県福祉事業団「利用者の豊かな生活をめざす委員会」が第三者評価と苦情処理システムに取り組んでいる。今後広がる制度導入に貢献すべく、その6年間の実践を分析し、同時に問題・課題点も提示する。
目次
序章 苦情解決とサービス評価の実現に向けて
1章 苦情解決、サービス評価制度の概要
2章 苦情相談、サービス評価は職員にどのように受け止められたか
3章 苦情解決、サービス評価制度は福祉施設をどのように変えたか
4章 評価の視点と評価項目
5章 サービス評価活動の望ましいあり方
6章 苦情を逆手にサービスの向上をめざす
7章 個人の尊厳・自己決定権と施設の管理責任
終章 経営者、職員、利用者のパートナーシップ―残された課題
著者等紹介
中井健一[ナカイケンイチ]
昭和12年8月1日生まれ。立命館大学大学院社会学研究科応用社会学専攻博士前期課程修了(社会学修士)。岐阜大学地域科学部助教授を経て、岐阜経済大学経済学部コミュニティ福祉政策学科教授。岐阜県福祉事業団「利用者の豊かな生活をめざす委員会」委員長、岐阜県社会福祉協議会「運営適正化委員会委員の選考委員会」委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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