出版社内容情報
1945年以降の、世界規模の人権問題を網羅。東西冷戦終結後の民族紛争やグローバル化の中で進む経済格差などによる新たな人権の侵害を語り、21世紀の人権のあり方を模索する。
●本書の特色
▽1945年以降、つまり第2次大戦後の世界で起こった人権問題・およびそれに対応する新しい人権運動の流れを紹介・解説。
▽各項目ごとに、重要な参考文献・連絡先・および関連する参照項目を数多く記載。人権運動の流れの立体的な理解を深め、歴史研究、社会福祉、法律論、国際情勢分析など多様な目的への使用が可能である。第2次大戦後から現代にいたる人権運動年表も付した。
●収録項目
パレスチナ解放機構/イスラエル/アフガニスタン/カンボジア/ルワンダ/ボスニア=ヘルツェゴビナ/コソボ/ロシア/チェチェン/東ティモール/カシミール地方/アパルトヘイト/ネルソン・マンデラ/アウン・サン・スーチー/ダライ・ラマ/外国人/マイノリティー/人種差別/妊娠中絶/エイズと人権/同性愛者の権利/性器切除/子供の労働/子どもの権利宣言/世界人権宣言/人権と生物医学に関する条約/婦人の参政権に関する条約/強姦・レイプ/人身売買および他人の売春からの搾取/集団殺害犯罪の防止および処罰に関する条約(ジェノサイド条約)/死刑/拷問の禁止に関する委員会/難民の地位に関する条約/障害者の権利に関する宣言/環境/民族浄化/先住民/地雷/解放
内容説明
1945年以降の主要な人権問題を一冊にまとめた人権事典。配列はアルファベット順、各項目には欧文表記と日本語訳を併記、解説、引用、参考項目、参考文献を記載。巻末に五十音順索引が付く。
著者等紹介
ラングリー,ウィンストン・E.[ラングリー,ウィンストンE.][Langley,Winston E.]
マサチューセッツ大学(アメリカ・ボストン)の政治学および国際関係担当教授。人権問題が専門で、ビビアン・C・フォックスとの共著Women’s Rights in the United States:A Documentary History(Greenwood、1994)によって、グステイバス・マイヤーズ北米人権研究センターの北米人権優秀書籍賞を受賞した
竹沢千恵子[タケザワチエコ]
東京都出身。翻訳業。明治学院大学社会学部社会福祉学科卒
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