障害のある人の人権状況と権利擁護

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750317397
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C0036

出版社内容情報

施設内での虐待、教育の権利の剥奪、裁判での証言能力や移動アクセス権をめぐる争いなど、日々人権侵害にさらされている障害のある人。障害種別ごとに権利侵害の状況を概観するとともに、具体的裁判事例を通して、権利擁護の争点・手法・課題も明らかにする。

はじめに(三井明)

第一章 障害のある人の人権状況と権利擁護
 一 総論(池田直樹)
 二 知的障害者(市村大三)
 三 聴覚障害者(松本晶行)
 四 障害児の権利(児玉勇二)
 五 オンブズマン活動について(大石剛一郎)

第二章 事例報告 経過・争点・手法・課題
 一 体罰(児玉勇二・土肥尚子)
 二 統合教育
   普通高校へ行きたい――田中敦さんの人権救済申立て事件(大澤理尋)
 三 知的障害者の証言能力(中谷雄二)
 四 移動権(池田直樹)

おわりに(児玉勇二)

資料
 「障害のある人に対する差別を禁止する法律」要綱案(試案)
 障害のある人に対する差別を禁止する法律の制定を求める宣言
 DPI札幌宣言(仮訳、二〇〇二年一〇月)
 障害のある六〇〇万人の市民宣言(採択文案)
 障害のある六〇〇万人が人間として生きていくための「七つの宣言」
 弁護士会の障害者関係支援センターの連絡先
 相談活動を行っている権利擁護団体
 障害のある人の権利擁護・協力弁護士リスト

目次

第1章 障害のある人の人権状況と権利擁護(総論;知的障害者;聴覚障害者;障害児の権利;オンブズマン活動について)
第2章 事例報告―経過・争点・手法・課題(体罰;統合教育 普通高校へ行きたい―田中敦さんの人権救済申立て事件;知的障害者の証言能力;移動権)
資料

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hidekazu Asai

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本書を読むと、いかに、この国の行政、司法、さらには教育機関から、様々な場所で障害者の人権が、蔑ろにされ、さらに、そのことを、恥じないこの国の冷酷さが見える。 特に、知的障害者は、被害を訴えても、その証言能力を検察は信用しない、さらに、周囲が言わせたのだとまで判断されてしまう。そして、知的障害者が被告になると、検察から嫌疑をかけられて、反論ができず、冤罪を生む状況であり、その見方を裁判官も踏襲している2018/01/28

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