出版社内容情報
施設内での虐待、教育の権利の剥奪、裁判での証言能力や移動アクセス権をめぐる争いなど、日々人権侵害にさらされている障害のある人。障害種別ごとに権利侵害の状況を概観するとともに、具体的裁判事例を通して、権利擁護の争点・手法・課題も明らかにする。
はじめに(三井明)
第一章 障害のある人の人権状況と権利擁護
一 総論(池田直樹)
二 知的障害者(市村大三)
三 聴覚障害者(松本晶行)
四 障害児の権利(児玉勇二)
五 オンブズマン活動について(大石剛一郎)
第二章 事例報告 経過・争点・手法・課題
一 体罰(児玉勇二・土肥尚子)
二 統合教育
普通高校へ行きたい――田中敦さんの人権救済申立て事件(大澤理尋)
三 知的障害者の証言能力(中谷雄二)
四 移動権(池田直樹)
おわりに(児玉勇二)
資料
「障害のある人に対する差別を禁止する法律」要綱案(試案)
障害のある人に対する差別を禁止する法律の制定を求める宣言
DPI札幌宣言(仮訳、二〇〇二年一〇月)
障害のある六〇〇万人の市民宣言(採択文案)
障害のある六〇〇万人が人間として生きていくための「七つの宣言」
弁護士会の障害者関係支援センターの連絡先
相談活動を行っている権利擁護団体
障害のある人の権利擁護・協力弁護士リスト
目次
第1章 障害のある人の人権状況と権利擁護(総論;知的障害者;聴覚障害者;障害児の権利;オンブズマン活動について)
第2章 事例報告―経過・争点・手法・課題(体罰;統合教育 普通高校へ行きたい―田中敦さんの人権救済申立て事件;知的障害者の証言能力;移動権)
資料
感想・レビュー
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- 和書
- 嗤う伊右衛門 中公文庫