在日日系ブラジル人の子どもたち―異文化間に育つ子どものアイデンティティ形成

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  • サイズ A5判/ページ数 461p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750316932
  • NDC分類 334.41
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「民族」や「国家」に根ざした既存の範疇では括れない「日本人と非日本人の間」に位置づけられた「異文化間に育つ子どもたち」のアイデンティティはどのように形成されるか。異質なものを排除する日本社会は、「多文化共生社会」に生まれ変われるか。

第1部 理論編

第1章 課題設定の背景
 1.1.文化化空間の流動化と「境界空間」の子どもたちの台頭
 1.2.研究目的と意義

第2章 主要概念の定義と理論的分析枠組み
 2.1.本研究の基本的視点と位置づけ
 2.2.本研究の主要概念と分析枠組み

第3章 日本とブラジル:二つの社会文化システム間に生きる子どもたち
 3.1.日伯二国間に働く複合的なプッシュ・プル要因
 3.2.日系ブラジル人の子どもたちをめぐる教育問題
 3.3.「変種の日本人」としての日系ブラジル人をめぐるディスコース

第2部 フィールド調査事例研究

第1章 在日日系ブラジル人の子どもたちをめぐる二元的文化化環境
 1.1.調査方法
 1.2.調査結果
 1.3.移民第2世代をめぐる教育問題の背景にあるもの

第2章 在日日系ブラジル人の子どもたちをめぐるバイリンガリズム
 2.1.はじめに
 2.2.日本人と日系人の間:境界空間の子どもたち
 2.3.バイリンガリズムとは何か
 2.4.在日日系ブラジル人の子どもたちのバイリンガリズム
 2.5.バイリンガリズム・バイカルチbr>参考文献
索引

目次

第1部 理論編(課題設定の背景;主要概念の定義と理論的分析枠組み;日本とブラジル:二つの社会文化システム間に生きる子どもたち)
第2部 フィールド調査事例研究(在日日系ブラジル人の子どもたちをめぐる二元的文化化環境;在日日系ブラジル人の子どもたちをめぐるバイリンガリズム;異文化間に育つ子どもたちのアイデンティティ;それぞれの生き方:アイデンティティの多様化に向けて)

著者等紹介

関口知子[セキグチトモコ]
2001年名古屋大学大学院国際開発研究科博士後期課程修了。学術博士(国際コミュニケーション)。現在、兵庫県立姫路工業大学他非常勤講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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awe

0
日系ブラジル人についての詳細な調査がまとめられている。2003年なのでデータなどは古いが、基本的な論点は提示されてると言っていいだろう。「同化」でも「外国人化」でもなく、個々のあり方をそのまま受け入れる多文化主義の必要性ということ。2018/11/23

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