出版社内容情報
豊富なエピソードを交え,主に大学・大学院時代について語る。そして著者は,その中から読者に,何を読み,どう学ぶのか,学問に対しての基本姿勢のあり方について読みとってほしいという。増補にあたり,東京学芸大学最終講義の記録など資料5編を追加した。
はじめに
第一章 社会科学への道
一 高島善哉との出会い
二 「社会科学概論」
三 大畑末吉教授と『ファウスト』
四 コメニュウスと鈴木秀勇さんのこと
五 コメニュウスの「自然」と「教育」
六 ルソーにおける自然と教育
七 高島ゼミナール
第二章 三池争議と向坂逸郎
一 向坂逸郎との出会い
二 「疎外論」への関心
三 窮乏化論と労働者教育
四 三池労働者との出会い
おわりに
第三章 教育研究への道
一 就職のこと
二 大学院受験の頃
三 教育研究への関心の拡大
市民社会と生涯学習・おわりに
付論 二一世紀への教育革新を構想するために
資 料
資料01 市民社会と教育(1)
資料02 市民社会と教育(2)
資料03 二極分解論に関するベルンシュタイン=カウツキー論争
資料04 教育・女性分科会について ほか
資料05 東京学芸大学=中国東北師範大学の大学間協力研究について ほか
資料06 生涯学習とはなにか
資料07 現代教育改革の潮流と課題
資料08 三池闘争と三池の学習活動
資料09 対談 現代の子ども、教師、親、学校、
目次
第1章 社会科学への道(高島善哉との出会い;「社会科学概論」 ほか)
第2章 三池争議と向坂逸郎(向坂逸郎との出会い;「疎外論」への関心 ほか)
第3章 教育研究への道(就職のこと;大学院受験の頃 ほか)
付論 二一世紀への教育革新を構想するために―グラムシの生涯と思想に学ぶ(何かが終わり、何かが始まる;南部の人、サルデーニャ島 ほか)