出版社内容情報
日本語ということばを、外国人向け日本語教室という現場を足がかりに、文化間の差異だけでなく、世代や性差などの観点から考察。「使い手」の立場からの提言などを行い、「日本語ブーム」に新たな光をあてる。
はじめに
第１章 呼びかけのことば
「わたし」と「あなた」
「わたし」「ぼく」「おれ」～自称詞の使い分けは必要か？
「主人・家内」から「夫・妻」へ～自分の配偶者を指すことば
「ご主人」「奥様」～他人の配偶者を指すことば
わたしはあなたの「おかあさん」じゃない～他人に対する親族呼称
「先生」という呼び方
学習者を呼ぶことば
第２章 敬語
「敬語」って何ですか？
日本人にも悩みの種
外国人学習者が見た敬語
敬語は国際化の邪魔になっている？
丁寧体と普通体
敬語はどの程度必要か
「敬意表現」について考える
座談会（１）敬語をどう教えるか
第３章 不快語・差別語
「お顔が小さいですね」～これ、ほめことば？
「あ、○○だ！」～人権意識と日本語
家族の話題は何のため？
「女らしい」ということ
「ガイジン」ってなに？
「めくら縞」「つんぼ桟敷」と「片手落ち」
第４章 カタカナ語
カタカナ語が氾濫するわけ
どこでどんなふうに使われているか
難しいカタカナ語～外国人学習者の苦労
カタカナ語のこれから
第５章 若者ことば・流行語
生きたことばにアン
目次
第１章 呼びかけのことば（「わたし」と「あなた」；「わたし」「ぼく」「おれ」―自称詞の使い分けは必要か？ ほか）
第２章 敬語（「敬語」って何ですか？；日本人にも悩みの種 ほか）
第３章 不快語・差別語（「お顔が小さいですね」―これ、ほめことば？；「あ、○○だ！」―人権意識と日本語 ほか）
第４章 カタカナ語（カタカナ語が氾濫するわけ；どこでどんなふうに使われているか ほか）
第５章 若者ことば・流行語（生きたことばにアンテナを張ろう；「きょう、カナリアツクナイ？」―アクセントの平板化 ほか）
第６章 変わりゆくことば（ラ抜きことば；「～させていただく」 ほか）
著者等紹介
小林美恵子［コバヤシミエコ］
山梨県生まれ。お茶の水女子大学大学院修士課程修了（日本語学・社会言語学専攻）。現在、東京都立北多摩高校教諭。１９９４～９５年、中国瀋陽工業大学で日本語を教える
石田克枝［イシダカツエ］
群馬県生まれ。東京女子大学文理学部英米文学科卒。１９８２～９３年、埼玉県立豊岡高校で英語を教える。１９９２年から現在まで、光公民館生活日本語教室スタッフ
高取恒子［タカトリツネコ］
大阪府生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒。１９９２年から現在まで、光公民館生活日本語教室スタッフ。１９９４～９５年、オーストラリアの高等学校で日本語を教える。国分寺市社会教育委員の会議議長
中森美都子［ナカモリミツコ］
北海道生まれ。立教大学文学部教育学科卒。１９９２～２０００年、光公民館職員として生活日本語教室を担当。現在、国分寺市立本多公民館職員
簗晶子［ヤナアキコ］
東京都生まれ。小中学校時代、３年間ドイツで暮らす。上智大学外国語学部ドイツ語学科卒。現在、東京国際大学付属日本語学校講師。１９９２～２０００年、光公民館生活日本語教室スタッフ
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感想・レビュー
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かっぺ（こと悩める母山羊）
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