世界の開発教育―教師のためのグローバル・カリキュラム

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  • サイズ B6判/ページ数 498p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750316048
  • NDC分類 372
  • Cコード C0037

出版社内容情報

自分の地域や国の市民としてだけでなく、世界全体の市民として若者を教育する制度の確立を目指し国際理解のため、学校や教師はどのような実践をしているのか、他地域のことをどのように教えているのかを報告する。

はしがき
序論 開発教育の挑戦[オードリー・オスラー]

第1部 開発教育をとりまく状況の変遷
 第1章 開発教育と人権教育[ヒュー・スターキー]
 第2章 開発のための教育――価値多元社会における市民性の再定義[オードリー・オスラー]
 第3章 学校教育への開発教育の導入――イギリスにおけるNGOの役割[スコット・シンクレア]

第2部 グローバル・カリキュラムをデザインする
 第4章 地理学と開発教育[ジョン・ホプキン]
 第5章 開発教育と外国語教育[マーティン・オショネシー]
 第6章 世界の観察――メディア教育の方法[キャサリン・ミッドウィンター]
 第7章 学校教育全体の改革[クリス・リーチ]

第3部 開発教育の事例研究
 第8章 環境と開発――スウェーデンの学校のクロス・カリキュラム・プロジェクト[マルガレッタ・デュール]
 第9章 イギリスの中等学校での開発教育――クロス・カリキュラム的アプローチ[イングリッド・エイブラハムス‐リンコック]
 第10章 デンマークのギムナジウムにおける平和教育[アンヌ・ヘルムス]
 第11章 アイルランドの小学校の開発教育プロジェクト[フ

目次

序論 開発教育の挑戦
第1部 開発教育をとりまく状況の変遷(開発教育と人権教育;開発のための教育―価値多元社会における市民性の再定義;学校教育への開発教育の導入―イギリスにおけるNGOの役割)
第2部 グローバル・カリキュラムをデザインする(地理学と開発教育;開発教育と外国語教育;世界の観察―メディア教育の方法 ほか)
第3部 開発教育の事例研究(環境と開発―スウェーデンの学校のクロス・カリキュラム・プロジェクト;イギリスの中等学校での開発教育―クロス・カリキュラム的アプローチ;デンマークのギムナジウムにおける平和教育 ほか)

著者等紹介

オスラー,オードリー[オスラー,オードリー][Osler,Audrey]
バーミンガム大学教育学講師

中里亜夫[ナカザトツグオ]
福岡教育大学教授

中野和光[ナカノカズミツ]
福岡教育大学教授

吉野あかね[ヨシノアカネ]
NGO福岡ネットワーク事務局長

川上具実[カワカミトモミ]
福岡教育大学大学院研究生
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

23
12年前に論文を書いたときの、重要文献を紐解く。オスラー氏によると、 開発教育(以下DE)で最も大切なのは、新しい国際社会、経済秩序を求める変化への行動と、革新的な取り組みをつなぐもの(10頁)。スターキー氏によると、重要な鍵は、海外の人の態度を変化させ、自ら状況改善をはかる決断をする開発概念で、ニエレレ氏語録を引いて、人間は、他人に開発されることなく、ただ自らを開発できるにすぎないという(1974年、34-35頁)。2016/07/02

CCC

3
教育者たちのステレオタイプと戦おうという執念、感じました。ですが、全体として多様性を主張するあまり、定量的な視点を避けているような感じを受けます。何か数値から新たなステレオタイプが生まれる事を恐れているのかもしれないですが、そういう態度は一周して跳ね返ってきそうです。ステレオタイプを無効化したいなら、印象論の戦いは避けられず、そのためには相手の立場からものを見るというアプローチだけでは限界があるように思います。まあ文章から私が読み取れなかっただけで、実際にはその辺もきっかり調べさせるのかもしれませんが。2016/04/19

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