コンゴという国

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750315850
  • NDC分類 302.448
  • Cコード C0036

出版社内容情報

アフリカ中央部に大きな国土を持つコンゴ民主共和国。97年から2000年かけてこの国に滞在した著者が、いまだ近代化の遅れる社会で目の当たりにした、政治・文化・自然・風俗・習慣、そしてコンゴの人々・子どもたちを、驚き・喜び・悲しみをもって語る。

コンゴ民主共和国概要
コンゴ民主共和国近代史年表

1 騒乱の熱帯の国へ
 コンゴという国/民主化の歩み/カビラ大統領暗殺さる/私の見たカビラ像/後継者、ジョセフ・カビラ大統領/ファーストレディ/憲法/国名の変更/国歌/国旗/政府/昨日の友は今日の敵/政党・百花繚乱/メディア/Ethonocentrisme/宗教の役割

2 マングーの雨
 季節感のなさ/季語/英語とフランス語の勢力争い/商業/日本人シスターとの交流/現地の人を雇う/病気/インターコンチネンタルホテル/ピアノ/おしゃれなコンゴ人/人種や言語/交通・道路事情/郵便制度/電話/ゴルフ/お金の変遷/コンゴ人の金銭感覚/食生活と食制品/水事情あれこれ/花物語

3 笑わないマタポシュ
 気の毒な国/教育制度/文化施設/治安/砲撃音が子守歌/ゴミの収集・処理/給料/物乞い/赴任しない大使/医療機関/マタディへの旅/他国の存在/時間の感覚/最後に

フォト・コラム
 日本政府の援助/地場産業/沿岸漁業/スタジアム/ナツメヤシ/町の宝石屋/ご馳走に与れる日/トイレ/民芸品

目次

1 騒乱の熱帯の国へ(コンゴという国;民主化の歩み;カビラ大統領暗殺さる ほか)
2 マングーの花(季節感のなさ;季語;英語とフランス語の勢力争い ほか)
3 笑わないマタポシュ(気の毒な国;教育制度;文化施設 ほか)

著者等紹介

草場安子[クサバヤスコ]
1945年福岡県生まれ。別府大学文学部卒業。1971‐94年、在日フランス大使館広報部資料室勤務。1994‐97年、マルセイユ在住。その間、エクサンプロヴァンスの政治学院(IEP)に学ぶ。1997年9月‐2000年2月、コンゴ民主共和国在住。帰国後、フランス、アフリカ問題の研究に携わる
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感想・レビュー

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印度 洋一郎

2
カビラ大統領が暗殺される直前の1997年から2000年まで、コンゴ共和国に赴任した外交官夫人による「コンゴの暮らし」。当地ではハイソな暮らしだったと思うのだが、それにしても治安がおちおち悪くて出歩けない、情報も乏しいし、連絡手段も不安定、使用人は返さない借金を申し込んでくる、出かければ道路はデコボコでうっかり止まることも出来ない、予定は立てられない、と先進国の人間にはハード過ぎる環境。筆致は冷静で、「先進国や日本の尺度で世界を理解してはいけない」という意識を持つ筆者にも、この国の生活はキツかったのだろう2016/03/09

E.T.

0
このような国に実際に長く駐在していた人の生身の経験談として価値が高く興味深かった。2016/07/04

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