出版社内容情報
アフリカ中央部に大きな国土を持つコンゴ民主共和国。97年から2000年かけてこの国に滞在した著者が、いまだ近代化の遅れる社会で目の当たりにした、政治・文化・自然・風俗・習慣、そしてコンゴの人々・子どもたちを、驚き・喜び・悲しみをもって語る。
コンゴ民主共和国概要
コンゴ民主共和国近代史年表
1 騒乱の熱帯の国へ
コンゴという国/民主化の歩み/カビラ大統領暗殺さる/私の見たカビラ像/後継者、ジョセフ・カビラ大統領/ファーストレディ/憲法/国名の変更/国歌/国旗/政府/昨日の友は今日の敵/政党・百花繚乱/メディア/Ethonocentrisme/宗教の役割
2 マングーの雨
季節感のなさ/季語/英語とフランス語の勢力争い/商業/日本人シスターとの交流/現地の人を雇う/病気/インターコンチネンタルホテル/ピアノ/おしゃれなコンゴ人/人種や言語/交通・道路事情/郵便制度/電話/ゴルフ/お金の変遷/コンゴ人の金銭感覚/食生活と食制品/水事情あれこれ/花物語
3 笑わないマタポシュ
気の毒な国/教育制度/文化施設/治安/砲撃音が子守歌/ゴミの収集・処理/給料/物乞い/赴任しない大使/医療機関/マタディへの旅/他国の存在/時間の感覚/最後に
フォト・コラム
日本政府の援助/地場産業/沿岸漁業/スタジアム/ナツメヤシ/町の宝石屋/ご馳走に与れる日/トイレ/民芸品
目次
1 騒乱の熱帯の国へ(コンゴという国;民主化の歩み;カビラ大統領暗殺さる ほか)
2 マングーの花(季節感のなさ;季語;英語とフランス語の勢力争い ほか)
3 笑わないマタポシュ(気の毒な国;教育制度;文化施設 ほか)
著者等紹介
草場安子[クサバヤスコ]
1945年福岡県生まれ。別府大学文学部卒業。1971‐94年、在日フランス大使館広報部資料室勤務。1994‐97年、マルセイユ在住。その間、エクサンプロヴァンスの政治学院(IEP)に学ぶ。1997年9月‐2000年2月、コンゴ民主共和国在住。帰国後、フランス、アフリカ問題の研究に携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
E.T.
-
- 和書
- パリの憂愁 - 小散文詩