出版社内容情報
アジア・欧米の中学校歴史教科書は何を教えているのか。近現代の植民地問題、世界大戦をどのように記述しているか、各国の専門家を交えて比較・検討する。ナショナリズム優位、多様な資料の比較による複眼的な視点の導入など、様々な特徴が浮かび上がる。
韓国―民族主義史観に依拠した歴史[石渡延男]
中国―生きいきと,リアルな記述[二谷貞夫]
シンガポール―八〇年代の「教科書問題」が引き起こした“変化”[高嶋伸欣]
ベトナム―歴史教育と人びとの「過去の記憶」[古田元夫]
インドネシア―独立を勝ちとったという誇り[西村重夫]
ドイツ―歴史を現代の問題として考える[黒田多美子]
ポーランド―歴史意識は教科書よりも家庭教育でつくられる[櫻井佳乃]
イギリス―世界を多角的に読み解く認識を育てる[越田稜]
オランダ―鮮明な加害・被害の濃淡[富永泰代]
アメリカ合衆国―討論を中心とした歴史の授業[大島京子]
日本―学ぶ側からの視点[石渡延男,越田稜]
目次
韓国―民族主義史観に依拠した歴史
中国―生きいきと、リアルな記述
シンガポール―八〇年代の「教科書問題」が引き起こした“変化”
ベトナム―歴史教育と人びとの「過去の記憶」
インドネシア―独立を勝ちとったという誇り
ドイツ―歴史を現代の問題として考える
ポーランド―歴史意識は教科書よりも家庭教育でつくられる
イギリス―世界を多角的に読み解く認識を育てる
オランダ―鮮明な加害・被害の濃淡
アメリカ合衆国―討論を中心とした歴史の授業
日本―学ぶ側からの視点
著者等紹介
石渡延男[イシワタノブオ]
東京大学教育学部講師。日韓教育実践研究会代表
越田稜[コシダタカシ]
学習院高等科教諭・学習院大学兼任講師
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