出版社内容情報
「対テロリズム戦争」のなかで崩壊したターリバーン政権。激変するアフガニスタン問題を中央・西アジアの専門家たちが，歴史・社会・国際的な視点から分析しその本質に迫る。アフガニスタンおよびその周辺国家の将来を占うための一冊。
第１部 アフガニスタン問題を知るために
アフガニスタン問題の見取り図／ターリバーンの盛衰
第２部 パキスタンから見たアフガニスタン問題
パキスタンの苦悶とターリバーン支援／ターリバーンとパキスタンの内政／パキスタン軍の「失われた13年」：ジュネーブとボンの間／パキスタン経済における「アフガン問題」：密貿易の実態とその経済的コスト
第３部 中央・南アジアから見たアフガニスタン問題
中央アジアのイスラーム復興とアフガニスタン／米国主導のユーラシア新秩序構築の試み／アフガニスタン情勢と南西アジア近現代史：南アジア近現代史研究からの視点
第４部 国際関係のなかでのアフガニスタンと「対テロ戦争」後を考える
米国のアフガニスタン政策：変転する利害／アフガニスタン問題とイスラーム世界／アフガニスタン問題の今後
◎アフガニスタン近・現代史年表
内容説明
アフガニスタンの歴史的背景・地政学的位置、アメリカ一極支配の矛盾、パキスタンの抱える苦悩など、多層的な問題を丁寧に解きほぐし、非軍事面での日本の役割など平和と安全への道筋も探る。拙速な文明論、軍事論と一線を画し“９／１１後”を考察する必読書。
目次
第１部 アフガニスタン問題を知るために（アフガニスタン問題の見取り図；ターリバーンの盛衰 ほか）
第２部 パキスタンから見たアフガニスタン問題（パキスタンの苦悶とターリバーン支援；ターリバーンとパキスタンの内政 ほか）
第３部 中央・南アジアから見たアフガニスタン問題（中央アジアのイスラーム復興とアフガニスタン；米国主導のユーラシア新秩序構築の試み ほか）
第４部 国際関係のなかでのアフガニスタンと「対テロ戦争」後を考える（米国のアフガニスタン政策―変転する利害；アフガニスタン問題とイスラーム世界 ほか）
著者等紹介
広瀬崇子［ヒロセタカコ］
大東文化大学国際関係学部教授
堀本武功［ホリモトタケノリ］
国立国会図書館専門調査員（調査及び立法考査局長）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
