遺伝子組換え作物―大論争・何が問題なのか

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  • サイズ B6判/ページ数 216p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750314884
  • NDC分類 615.21
  • Cコード C0036

出版社内容情報

遺伝子組換え食品は健康に有害なのか。逆に、組換え作物は21世紀の食糧問題解決の決めてとなりうるのか。私たち(消費者)は、何を基準にどう判断すればいいのだろうか。推進派、慎重派を含め、どのような議論が展開され、その背景にはなにがあるのか。

第1章 世界中で巻き起こる論争
 パズタイ事件:遺伝子組換え食品は安全か?/「実質的同等性」をめぐる論争:科学者の議論は「科学的か?/帝王蝶と花粉:生態系への影響は?/選択を迫られる国家:政治・経済への影響は?
第2章 遺伝子組換え作物の作られ方
 遺伝子やDNAはどのようにして現われたか?/組換えDNA技術の発明と応用/遺伝子組換え作物はどのようにして作られたか?/なぜ遺伝子組換え作物が開発されたのか?
第3章 光と影を秤にかけることは可能か?
 リスクとは何だろう?/科学は遺伝子組換え生物の危険を計算できるか?/人々は遺伝子組換え生物のリスクを選択できるか?/遺伝子組換え生物をリスクにする/リスクをめぐるコミュニケーション
第4章 遺伝子組換え論争の構造
 農業:食料システムと農業の工業化/消費社会とマクドナルド化/情報化社会と知的財産権/遺伝子組換え論争の構造

内容説明

本書は、遺伝子組換え生物をめぐって世界中で巻き起こっている論争について、社会科学的な視点から考察を試みたものである。

目次

第1章 世界中で巻き起こる論争(パズタイ事件―遺伝子組換え食品は安全か?;「実質的同等性」をめぐる論争―科学者の議論は「科学的」か? ほか)
第2章 遺伝子組換え作物の作られ方(遺伝子やDNAはどのようにして現われたか?;組換えDNA技術の発明と応用 ほか)
第3章 光と影を秤にかけることは可能か?(リスクとは何だろう?;科学は遺伝子組換え生物の危険を計算できるか? ほか)
第4章 遺伝子組換え論争の構造(農業・食料システムと農業の工業化;消費社会とマクドナルド化 ほか)

著者等紹介

大塚善樹[オオツカヨシキ]
1960年生まれ。東京大学農学部農芸化学科卒業、化学メーカー研究所勤務を経て、筑波大学大学院博士課程社会科学研究科修了。専攻分野は国際社会学、環境社会学、科学技術社会学。現在、広島経済大学助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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