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世界の領土・境界紛争と国際裁判―外交交渉と司法的解決の併用を目指して

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  • サイズ A5判/ページ数 376p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784750314181
  • NDC分類 329.23
  • Cコード C0036

出版社内容情報

閉塞的また硬直化する領土問題の解決案として外交交渉とならんで国連の国際司法裁判所による司法的解決の併用を具体的に提言する。北方領土,尖閣諸島,竹島問題などの沿革を論述し,また50件にわたる20世紀中の領土・境界紛争に関する国際裁判の判例を網羅。

第1部 日本の領土問題の沿革
 日ロ間の領土問題―北方領土をめぐって/日中間の領土問題―尖閣諸島をめぐって/日韓間の領土問題―竹島問題をめぐって
第2部 係争諸島の平和地帯化
 永世中立・平和地帯化構想の系譜/平和地帯と積極的平和の樹立
第3部 領土・境界紛争の解決方法
 外交交渉の無果実の原因/紛争解決の義務/司法的解決/司法的解決の友好的選択
第4部 領土・境界紛争の判例研究
 紛争の発生と要求の拡大/一方または双方の独善的判断/司法的立法と国際法の発展/外交交渉と他の平和的解決手段/ほか
第5部 世界市民法廷の創建
 世界市民法廷の構想と特徴/世界市民万人の簡易提訴権

内容説明

本書では、領土問題の解決手段のひとつとして,司法的解決方法に相当の注意をはらった。問題が外交交渉で解決できない場合、法的問題については、国連の国際司法裁判所に解決をまかせつつも、同時並行的に外交交渉もおこなうことも提言している。

目次

第1部 日本の領土問題の沿革
第2部 係争諸島の平和地帯化
第3部 領土・境界紛争の解決方法
第4部 領土・境界紛争の判例研究
第5部 世界市民法廷の創建

著者等紹介

金子利喜男[カネコリキオ]
1942年、秋田県生まれ。早稲田大学政治経済学部の卒業後は、1968年から早稲田大学大学院で、入江啓四郎教授や宮崎繁樹教授のもとで国際法を研究し、非常勤講師時代には、訳書「軍備撤廃こそ平和の保障」、単著「地球社会の民主化と国際関係」などを出版する。1982年、札幌大学に助教授として赴任し、外国語学部ロシア語学科でロシア語、国際関係、日ロ関係などの科目を担当しつつ、日ロ関係年鑑を出版し、とくに北方領土問題を研究してきた。1995年、同大の教授となってから、だんだん領土問題の司法的解決の論調を強め、この問題が20世紀中に解決できないとみるや、2000年春に世界市民法廷を創建する。北海道ロシア文化協会の副会長
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