明石ライブラリー
アメリカのろう文化

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750314075
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C0336

出版社内容情報

アメリカのろう者の置かれている状況と,英語とは別の言語・ろう者自身の文化としての「アメリカン・サイン・ランゲージ(ASL)」の使用を主張する。

1 ろう社会とろう者の文化
2 生きた心地のしなかった夜
3 〈ろう〉コミュニティの内側
4 「目の見える人」からの覚え書き
5 音楽がなくても踊ることができるのですか
6 われわれの世界でもあるのだし
7 異なる次元
8 私の将来,私たち自身
9 〈ろう〉者には面白くても,聴者には面白くない
10 もしかりにアレグザンダー・グレアム・ベルの思いどおりになっていたら

目次

ろう社会とろう者の文化
生きた心地のしなかった夜
「ろう」コミュニティの内側
「目の見える人」からの覚え書き
音楽がなくても踊ることができるのですか
われわれの世界でもあるのだし
異なる次元―アメリカ手話と英語の文化
私の将来、私たち自身
「ろう」者には面白くても、聴者には面白くない
もしかりにアレグザンダー・グレアム・ベルの思いどおりになっていたら…
汽車-出た-ごめん―アメリカ手話における社交会話のエチケット
言語上の少数者としてのろう児
トータル・コミュニケーション(TC)―まったくのお笑い種
二言語・二文化による英語教育―二人の聴者とひとりのろう者が共同でいかにして英語を教えるか
学校でスタック―ろう教室の教室における意味と文化
もしイエス様と話せなかったら、どうして天国へ行けるの―規制教育組織対ろう社会
誰が主流にはいりたがっているのか
沈黙の文化を突破する
戦いはまだ終わっていない

著者等紹介

ウィルコックス,シャーマン[Wilcox,Sherman]
ニューメキシコ大学言語学部助教授。主な編著書に『The Phonetics of Fingerspelling』(1992,Studies in Speech Pathology and Clinical Linguistics,Vol4)、『Gesture and the Nature of Language』(1995-Paperback、共著)、『Learning to See:Teaching American Sign Language As a Second Language』(1997-Paperback、共著)ほか

鈴木清史[スズキセイジ]
1956年生まれ。総合研究大学院大学修了。博士(文学)、帝塚山学院大学文学部教授。主な編著訳書に『装いの人類学』(共編、人文書院)、『都市のアボリジニ』(明石書店)、『人類学の歴史』(明石書店)、『アメリカ先住民女性―大地に生きる女たち』(共訳、明石書店)、『写真集 世界の先住民族―危機にたつ人びと』(共訳、明石書店)など

酒井信雄[サカイノブオ]
1948年生まれ。神戸大学大学院文学研究科修士課程修了。ニューヨーク大学客員研究員(1986年)。帝塚山学院大学文学部教授。主な編著訳書に『ことば・意味・かたち』(共編、愛育社)、『場所のない描写―ウォレス・スティーヴンス詩集』(共訳、国文社)、『現代美術の迷路』(共訳、勁草書房)、『ジュディス・ライト―アオギリの詩』(共訳、オーストラリア国立図書館)など

太田憲男[オオタノリオ]
1936年生まれ。ノースカロライナ州立アパラチアン大学修士課程修了。ハーバード大学(フォード財団研究員)。帝塚山学院大学文学部教授。主な訳書に『黒い怒り』『ブラック・ブルジョアジー』(共に未来社)など
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