出版社内容情報
外国人を受け入れながらも、国家としての統一性を保つため多文化主義とは異なる方法で異文化に対応した政策を分析し、同化であれ異文化尊重であれ、異質性に注目することに含まれる問題性を指摘し、生活者としての子どもに配慮した政策の必要性を提示。
序 章 問題の所在と研究課題
第一章 フランスの移民問題
第二章 学校教育における同化と異文化尊重の共存
第三草 移民的要素の稀薄化
第四章 市民による社会統合
第五章 学校時間調整政策の展開過程
内容説明
フランスでの異文化対応のあり方の変遷をたどり、そこでの施策を支える人間観、社会観、あるいは文化観を検討することで、ひとつの方向性を示す一書。
目次
序章 問題の所在と研究課題
第1章 フランスの移民問題
第2章 学校教育における同化と異文化尊重の共存
第3章 移民的要素の稀薄化
第4章 市民による社会統合
第5章 学校時間調整政策の展望過程
終章 まとめと問題点
著者等紹介
池田賢市[イケダケンイチ]
「賢一」。1962年、東京都足立区生まれ。1990年、筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得中退。同年4月より盛岡大学文学部助手。同大学講師を経て、1998年より中央学院大学商学部講師(教職課程)。93年から94年の1年間パリに滞在し、フランス国立教育研究所にて、移民の子どもたちへの教育をテーマに調査研究を行なう。博士(教育学)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。