出版社内容情報
室町・江戸時代に来日した朝鮮通信使は近世の東アジアの関係に大きく貢献した。とりわけ延享度(1748年)の日本使行の日々を史料に基づき日記形式で詳細に再現する。
序 章 東アジアにおける日朝関係
第1章 日本から見た朝鮮通信使
第2章 朝鮮王朝(李氏朝鮮)と通信使
第3章 延亨度の朝鮮通信使
内容説明
本書では、序章から二章にかけて通信使の歴史を述べ、三章では本題の延亨度の使行を、朝鮮通信使従事官・曹命采著、若松実訳の『奉使日本時見聞録』に沿って日記形式で再現した。
目次
序章 東アジアにおける日朝関係
第1章 日本から見た朝鮮通信使(通信使の規定;室町幕府と通信使;豊臣政権と通信使 ほか)
第2章 朝鮮王朝(李氏朝鮮)と通信使(朝鮮王朝の成立;朝鮮王朝の国情と通信使;朝鮮王朝の滅亡)
第3章 延亨度の朝鮮通信使(日朝の政情;準備;使行日記 ほか)
著者等紹介
西村毬子[ニシムラマリコ]
1931年京都市生まれ。島根県立松江女子専門学校卒業。岐阜市に在住。岐阜県古文書研究会・岐阜県歴史史料保存協会・岐阜県郷土資料研究協議会に所属。著作に『江戸後期における通俗排耶書の周辺』『雲州広瀬藩と共に歩んだ矢野家の歴史』『美濃の天満宮と菅生石部神社―斎藤氏の氏神―』
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