内容説明
少年法「改正」が声高に叫ばれているなか、「改正」を主張する意見のなかに非常に根拠の薄いものや虚偽に基づくものまであり、そうした感情的な考え方に対して、この本は、本当に凶悪犯罪が増えているのか、立ち直りのために何が必要か、厳罰を追求すればどういう事態になるのかを、考える。
目次
1 少年法とはどんな法律か?―少年法を刑法化するだけの「改正」案
2 少年犯罪の「増加・凶悪化」は本当か?―少年犯罪の概要
3 少年犯罪をどう見たらいいのか?―被害が加害を生む
4 非行少年が更生するためには何が必要か?―事実の認識から社会復帰への道
5 厳罰化のもたらすものは何か?―本格的犯罪者の「育成」と再犯の増加
6 少年犯罪を防止するためには、どうしたらいいのか?―子どもの伴走者になること
7 被害者は置き去りにされていないか?―今必要な再点検
8 検察官関与・抗告権は何が問題か?―冤罪の温床をつくるだけの「改正」案
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