出版社内容情報
地域のすべての子どもたちの育ちを保障するための「保育」一元化の動きは,中・小規模の自治体を中心に進行している。各地に広がる実践を紹介しながら,子どもの立場に立った保育のあり方をを考える。
第1章 保育一元化がなぜ必要なのか
第2章 自治体発:保育一元化へのとりくみ
第3章 資料:これからの幼稚園・保育所を考えるために/日教組幼児教育推進委員会「これからの保育制度のあり方」
内容説明
本書は、それぞれの自治体が抱える子どもたちの現状から出発し、これからの子どもたちの育ちや子育てを、これまで培ってきた幼稚園や保育所の実践や施設を使って、どのように進め、つくり変えていくかという願いをつないだ本である。どのように変わったか、その評価はいまだ定まらないものの、関係者が苦しい財政の中で新しい形を探っているのは確かである。本書を『幼稚園が変わる 保育所が変わる―自治体発:地域で育てる保育一元化』としたのには、そうした意味がこめられている。
目次
第1章 保育一元化がなぜ必要なのか(幼稚園・保育所の施設の共用化の現状と保育一元化は何が違うか;保育一元化を考える;公立幼稚園の現状から考える公的な保育制度に求められている課題;保育一元化Q&A)
第2章 自治体発:保育一元化へのとりくみ(1990年代の保育一元化;公立幼稚園が変わる;公立保育所が変わる;同和保育のとりくみの中で ほか)
第3章 資料:これからの幼稚園・保育所を考えるために