出版社内容情報
5世紀から8世紀末を舞台に、高句麗・新羅・百済から渡来した人々が、政治・経済・文化・技術に与えた深い影響を、飛鳥寺・高松塚・キトラ壁画・法隆寺・東大寺などの遺跡をめぐりながら掘りおこす。
第1部 飛鳥(明日香)とその周辺
第2部 法隆寺とその周辺
第3部 東大寺とその周辺
第4部 渡来人の墓誌
内容説明
著者が扱う時代は、5世紀頃から8世紀末まであたりを視野にとらえ、日本に移住してきた、朝鮮三国の人々が古代日本で果たした重要な役割を、人や遺跡、そして遺称などを紹介することによって示そうと思う。
目次
第1部 飛鳥(明日香)とその周辺(飛鳥寺(元興寺・法興寺)
飛鳥特有の石造遺物 ほか)
第2部 法隆寺とその周辺(鞍作一族―百済の技術者集団;法隆寺 ほか)
第3部 東大寺とその周辺(東大寺;朝鮮と正倉院とその所蔵品 ほか)
第4部 渡来人の墓誌(銀製の墓誌「佐井寺僧 道薬師」;「壬申の乱」の功臣、文祢麻呂の墓誌 ほか)
第5部 その他(吉備池廃寺―百済大寺の跡か;百済寺 ほか)