ふれあいあそびからの出発―からだ・リズム育ての理論と実践

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  • サイズ A5判/ページ数 120p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784750312989
  • NDC分類 376.157
  • Cコード C0037

出版社内容情報

発達観と管理,号令と命令でがんじがらめにされる子どものからだはモノとして形だけの「姿勢」をとらされる。「こころ」を閉ざしたモノではない「こころ=からだ」を開く「からだ育て」の理論と実践。

第1章 からだ観のみなおしをめぐって
第2章 子どもとふれあう実践の展開
第3章 図解・つるまき体操

内容説明

「ちかごろの子どもの体は、弱くなった」「すこし歩くとしんどがる」「すぐにけつまずいて、こける。そして骨を折る」といったことが、よくいわれます。また、これらのことに追いうちをかけるように、「姿勢がわるい」「背中が曲がっている」「すぐにあくびをする」「肩こりの子どもがいる」「手先が無器用で、ぞうきんがしぼれない」…と、子どものダメさを強調する風潮がみられます。実際のところは、どうなのでしょうか。“からだ”の問題―子どものからだの現状―が、おとなの子どもへの対し方、自分たちのくらし方ぬきに語られていることが、一番の問題なのでしょう。親にしてみれば、“はえば立て、立てば歩めの親ごころ”どおり、少しでも早くその成長を願うのでしょうが、そのあせり故に、はうべき時に、十二分にはうことを保障されなかったりして、子どもは、ころんだ時に、手がつけなく顔をうち、思わぬけがをするといったことになります。「はえばはえ、もっとはえ」なのです。編著者たちが住宅要求するのには、子どもが十二分にはえる住空間の確保といったことも、含まれているのです。“歩く”ということも、「車」社会が、土の道、すみっこ、はらっぱを奪ったものを、子どもにどう返していくかが、これからの“からだ育て”で大切なことではないでしょうか。

目次

第1章 からだ観のみなおしをめぐって(新たな「からだ観」をもとう;「からだ育て」の諸問題;くらしとからだ;改訂学習指導要領におけるからだ観の転換)
第2章 子どもとふれあう実践の展開(からだ・ことば・リズム(理論編)
子どもとおとなのふれあいあそび(実践編))
第3章 図解・つるまき体操

著者等紹介

天野忠雄[アマノタダオ]
長らく大阪市、和泉市で体育科教員として勤務。同時に子ども情報研究センター等で保育所の保育士さんたちと幼児のからだ育ての研究活動に参加。からだ・ことば・リズムを一体化したつるまき体操という独特のからだ観をもつ体操と出会い、その伝え手として東奔西走の日々。子ども情報研究センター・からだ育て部会講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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