出版社内容情報
神話の世界=シェバ女王の国から,アフリカの星と喧伝された近現代まで。アクスム王国やイタリア―エチオピア戦争など特定の時期史実を取り上げるのではなく,建国から現在までを叙述する初の通史。
序 章 エチオピアとは何か
第1章 “シェバの女王の国”
第2章 “プレスター=ジョン(ヨハネ)”の国
第3章 諸公侯時代(一七六九~一八五五)
第4章 エチオピアの統一とヨーロッパ列強
第5章 エチオピアにおける「近代化」
第6章 権力闘争の時代
第7章 イタリア占領時代
第8章 ハイレ-セラシエの独裁時代(一九四一~一九七四)
第9章 “赤い帝国”盛衰史(一九七四~一九九一)
内容説明
エチオピアの歴史を建国時から1991年まで通して読める、本邦およびアジア初の試み。1855年以前に全体の七分の一強をあて、第二次イタリア‐エチオピア戦争に比重が置かれている。
目次
序 エチオピアとは何か
第1章 “シェバの女王の国”
第2章 “プレスター=ジョン(ヨハネ)”の国
第3章 諸公侯時代―1769~1855
第4章 エチオピアの統一とヨーロッパ列強
第5章 エチオピアにおける「近代化」
第6章 権力闘争の時代
第7章 イタリア占領時代―1936~1941
第8章 ハイレ‐セラシエの独裁時代―1941~1974
第9章 “赤い帝国”盛衰史―1974~1991
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
1
日本ではかなり珍しいであろう、エチオピアの歴史を古代から1991年までをまとめた本。類著がほぼ皆無なので、ここに書かれた情報は極めて貴重なのだが、何と言うか・・・読み難い。文体がコロコロ変わる、歴史書なのに時系列が行ったり来たりする、専門用語を余り説明もせずにいきなり使う。恐らく、研究家向けの本なのだろう。それを割り引いても、19世紀以降の歴史はかなり細かく書かれており、特に第二次イタリア-エチオピア戦争や、帝政崩壊以後の革命政権時代の記述はとても興味深かった。ちなみに、著者は岡倉天心の曾孫らしい。2011/03/09
こずえ
0
超貴重なエチオピア通史の邦書
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- 電子書籍
- 君が手にするはずだった黄金について 無…