古代ネパール史料―リッチャヴィ時代の銘文集成

古代ネパール史料―リッチャヴィ時代の銘文集成

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  • サイズ A5判/ページ数 984p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750311111
  • NDC分類 225.8
  • Cコード C0022

出版社内容情報

5世紀から9世紀に至る,古代ネパール,リッチャヴィ時代。現存する211点の銘文史料を実証的に判読・解明し,ネパール古代史料の再構築に大きな役割を果たした名著,詳細な解説を付し,本邦初訳。

リッチャヴィ時代の銘文集成
 第一番 チャー・バヒル所在の銘文/第二番 マーナ・デーヴァ一世の銘文―チャングナラヤン寺院所在/第三番 マーナ・デーヴァ一世時代のナラ・ヴァルマーの銘文―ラージムパート所在/第四番 マーナ・デーヴァ一世銘文―ラージムパート所在/第五番 マーナ・デーヴァ一世の銘文―パシュパティ・ティルガンガー所在/第六番クシェーマスンダリー王妃の銘文―ラージムパート所在/第七番 マーナ・デーヴァ一世の銘文―ビシュヌ・パードゥカー丘陵の麓に所在(その一)/第八番 マーナ・デーヴァ一世銘文―ビシュヌ・パードゥカー丘陵の麓に所在(その二)/第九番 マーナ・デーヴァ一世時代の銘文―ビシャールナガルのトゥンダールデビー寺院所在/第一〇番 マーナ・デーヴァ一世時代のラトナサンガの銘文―デウパタン所在/ほか
追加銘文
 第一番 パシュパティ寺院で発見された銘文(現二五行)/第二番 ゴカルナ・マハンカール寺院で発見された銘文(全一六行)/ほか
巻末論文―佐伯和彦
 1 ネパール史の時代区分と古代ネパール(付・一覧表)/2 リッチャヴィ時代の根本史料および関連史料とその信頼性/ほか

内容説明

本書は、トリブバン大学、ネパール・アジア研究所とともにダナバジラ・バジラーチャリヤ氏が重ねてこられた研究成果の集大成の第一巻として提供された作品であり、今日までに刊行されたリッチャヴィ銘文集の中で最大のものである。刊行日までに発見されたすべての銘文が本書に収録されており、それに加えて本書の新しさは、単に原文の判読に留まらず翻訳、解説が収録されていることにもある。サンスクリット語に無縁のネパールの歴史学者たちは原文の翻訳を満足に得ることができずにかなり困難な状況に置かれていたが、今後はその悩みが大幅に減るであろうと期待される。

目次

リッチャヴィ時代の銘文集成(チャー・バヒル所在の銘文;マーナ・デーヴァ一世の銘文―チャングナラヤン寺院所在;マーナ・デーヴァ一世時代のナラ・ヴァルマーの銘文―ラージムパート所在 ほか)
追加銘文(パシュパティ寺院で発見された銘文(現25行)
ゴカルナ・マハンカール寺院で発見された銘文(全16行)
チャングナラヤン寺院で発見された銘文(全4行) ほか)
巻末論文(佐伯和彦)(ネパール史の時代区分と古代ネパール(付・一覧表)
リッチャヴィ時代の根本史料および関連史料とその信頼性
史料による史実の確定と年代決定の試み ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

K子

1
辞書以外でこんな鈍器みたいな本は初めて見たわ、というくらいの質量のある本。 内容はタイトル通り、古代ネパールを支配していたリッチャヴィ王朝時代に作られた石碑とか水槽とかに書かれている銘文を読み解き、リッチャヴィ王朝の姿に迫るというもの。 摩耗しちゃっているものも多い碑文の、ほんのちょっとした表現の違いからリッチャヴィ王朝のそれぞれの王様の様子を暴き出していくのは、そりゃすごいなあと感じます。これが歴史研究ってやつか。 2020/05/09

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