出版社内容情報
不安定な経済状況下,児童労働力が必要とされるから出生率が上がる。この「児童労働仮説」を検証する中から,過剰人口の問題がさらに貧困や飢餓を増加させるという負の連環を断つ方向を模索する。
第1部 児童労働と出生率に関する実証研究の展望
1 なぜ子供が必要か―「児童労働仮説」とは
2 「児童労働仮説」検証の理論的枠組
3 発展途上国において「児童労働仮説」はあてはまるか―アジア・アフリカの検証結果
4 今後の課題と方向性
第2部 インドの児童労働と出生率,教育,健康の関係
1 本書における実証研究のねらいと特徴
2 実証に用いられる理論モデル
3 インドのデータ解説と推計方法
4 実証分析の推計結果と解釈
5 本書における実証研究の結論と政策の可能性
目次
第1部 児童労働と出生率に関する実証研究の展望(なぜ子供が必要か―「児童労働仮説」とは;「児童労働仮説」検証の理論的枠組;発展途上国において「児童労働仮説」はあてはまるか―アジア・アフリカの検証結果;今後の課題と方向性)
第2部 インドの児童労働と出生率、教育、健康の関係(はじめに―本書における実証研究のねらいと特徴;実証に用いられる理論モデル;インドのデータ解説と推計方法;実証分析の推計結果と解釈;おわりに―本書における実証研究の結論と政策の可能性)