出版社内容情報
国際法律家委員会と国際医療職専門委員会の合同による1985,88,92年の3回にわたる日本の精神医療情況調査の報告及び勧告。法律面,精神保健体制に言及,今後の方向を示唆する貴重な資料となっている。
第1部 第一次調査団報告(1985年7月)
第1章 はじめに
第2章 日本の精神保健サービス,特に人権に関連する現状
第3章 現代産業化社会における包括的精神保健サービス
第4章 精神障害者の法的保護
第2部 第二次調査団報告(1988年7月)
第1章 1985年調査団以後の発展
第2章 精神衛生法改正の評価
第3章 精神保健サービスの評価
第3部 第三次調査団報告(1992年4月)
第1章 ヨーロッパの経験からみた精神医療審査会
第2章 リハビリテーション・プログラムと政策
第3章 精神医療サービスについての意見と勧告
第4章 日本における精神病患者の人権についての調査
内容説明
本書は国際連合の非政府機関(NGO)である国際法律家委員会(ICJ)および国際医療職専門委員会(ICHP)の合同調査団が、前後三回にわたり訪日し、日本の精神医療情況を調査し、厚生省、日本精神病院協会、全国家族連合会、日本精神神経学会、日本弁護士連合会等をはじめとする関係機関や、精神医療に従事する関連諸団体の代表と相互討議を行い、調査団として提出した一連の報告と勧告を、あらためてまとめ、紹介したものである。
目次
第1部 第一次調査団報告―一九八五年七月(日本の精神保健サービス、特に人権に関連する現状;現代産業化社会における包括的精神保健サービス;精神障害者の法的保護)
第2部 第二次調査団報告―一九八八年七月(一九八五年調査団以後の発展;精神衛生法改正の評価;精神保健サービスの評価)
第3部 第三次調査団報告―一九九二年四月(ヨーロッパの経験からみた精神医療審査会;リハビリテーション・プログラムと政策;精神医療サービスについての意見と勧告;日本における精神病患者の人権についての調査)