出版社内容情報
社会的偏見や差別の中にあって,「障害」と直面しながら,自立した生活・職業をかちとってきた「盲人」の人びと。彼らの歩んで来た歴史をたどりながら,視覚障害者の現状と今後を展望する労作。
推薦のことば[日本点字図書館理事長 本間一夫]
第1部 中世・近世編
第2部 明治・大正・昭和編
第3部 昭和の激動編
目次
第1部 中世・近世編(生活自立への闘い―『今昔物語』に現れた七人の盲人を中心に;平家語り専業者への闘い―『平家物語』と盲人;文化伝播者としての闘い―『看聞御記』に現れた三二人の盲人を中心に ほか)
第2部 明治・大正・昭和編(キリスト教伝道者たちの闘い;伝統芸能継承者たちの闘い;政治家・社会事業家の闘い ほか)
第3部 昭和の激動編(盲人福祉の黎明期;戦争と福祉事業の苦闘;盲教育の進展と失明傷痍軍人の教育 ほか)