出版社内容情報
日本軍占領中，兵士による暴行事件が多発したフィリピン。元「慰安婦」たちの傷は，今なお癒えない。正義の回復を求めて立ちあがった，45人の被害女性たち。
１ フィリピン人「慰安婦」問題の特徴
２ 現代につながる女性の人権問題
３ フィリピン「従軍慰安婦」問題のはじまりと本質
４ 証言
５ 被害状況と現状
６ フィリピン占領史
７ 日比賠償交渉とその帰結
８ 国に対する請求の法的構成と問題点
９ リラ・ピリピーナ群像
資料１ 元「慰安婦」たちに正義の回復を日本政府に謝罪と補償を求める意見広告
２ 元「慰安婦」たちをめぐる世界の動き
３ フィリピン侵略，「慰安婦」問題関係年表
目次
１ フィリピン人「慰安婦」問題の特徴
２ 現代につながる女性の人権問題―国際的な流れから見た「慰安婦」問題
３ フィリピン「従軍慰安婦」問題のはじまりと本質
４ 証言
５ 被害状況と現状
６ フィリピン占領史
７ 日比賠償渉とその帰結
８ 国に対する請求の法的構成と問題点
９ リラ・ピリピーナ群像
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
7
図書館にまるで新着本のように、きれいな状態で書架に並んでいた。1995年（戦後50年）に出た本。フィリピンで「慰安婦問題、性奴隷問題」が大きく取り上げられ、調査された時期である。日本から多くの弁護士が被害女性を訪ねて聞き取りを行った「証言」の記録だ。日本軍が組織的に、何の罪もないフィリピンの女性や少女の、人としての尊厳を踏みにじり、人生を狂わせた。なぜ？ どうして？ 許せない。そんなフィリピンの女性たちの、魂の叫びが聞こえてくる。2015/09/22
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