出版社内容情報
20年間,インドとかかわってきた著者による留学体験記。1970年代に学生として初めてインドを訪れた際に見た町の様子,地元大学生の生活,日本からの旅行者,現地で出会った忘れ得ぬ人々の姿などを生き生きと筆致で描きだす。
1 はじめてのインド留学
2 日常の日々
3 はじめての国内旅行
4 留学とセックス
5 2度目のインド国内旅行
6 1年後の日常の日々
7 忘れえぬ人々
8 インドで出会った日本人
9 帰国そして再びまたインドへ
10 日本人学生とインド
内容説明
めげずに何でもやってみた。あこがれのインドで待ち受けていたものは。インド学者の面白くも“みっともない”異文化体験留学記。
目次
1 はじめてのインド留学
2 日常の日々
3 はじめてのインド国内旅行
4 留学とセックス
5 2度目のインド国内旅行
6 1年後の日常の日々
7 忘れえぬ人々
8 インドで出会った日本人
9 帰国そして再びまたインドへ
10 日本人学生とインド
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっきー
6
✴3 清水書院でインドの哲学者シャンカラの解説書を書いている大学の先生が交換留学生でインドで勉強していた時の体験記、自分は留学の経験なしなので言葉の苦労やインドの生活ぶりも楽しそうだし、文章もユルくて面白かった、インドの時は循環し世界の誕生 >理想的な時代>悪にまみれた混乱の時代>宇宙の破壊 >再生だし、仏教やキリスト教は時の流れによって世の中は悪くなるし、孔子はいにしえの時代が良かった、だったが、近代以降は進歩する時間という観念が世界を席巻し全ては未来に向かって進歩することになったのが西欧近代のパワーだ2019/02/04
うちこ
6
いままでたくさんのインド旅行記を読んできたけれど、圧倒的ナンバー・ワン。 インドで毎回驚くのはインド人男性のコミュニケーション能力の高さ。でもこの感じがなかなか言語化できない。この本ではそこのところが完全分解されていて、すごくわかりやすかったです。タイトルの「心と文化のオクターブ」にもうなります。日本人の心と文化が1.5オクターブだとしたら、インド人はマライア・キャリー級の音域で生きてる。貧富の差、価格差、ダメモトで言ってみることなどなど、響きの幅が違う。この感じが、すごくうまく書かれていました。2018/03/25
あきまこ
5
とてもおもしろかったです。値切る話しはあまりありませんでした。ダメで元々な態度については、思い当たる節がありました。学問の道を進まれた方らしい、学術的なことも書かれてあったように思います。2018/10/30
よしおか のぼる
1
時代と性格とが異なり過ぎて、何とも共感できない内容だった。2023/11/03
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- 和書
- でかい月だな 集英社文庫