出版社内容情報
第三世界の伝統的社会の16人の代表が,自分たちの生活様式の根底にある価値体系を開示しながら,乱開発の結果と影響,環境破壊への対処の仕方などを語る。
パブロ・ピアチェンティーニ[インター・プレス・サービス特別寄稿部長]
グロ・ハルレム・ブルントラント[ノルウェー首相]
先住民族――地球環境の危機を語る
アメリカ合衆国/カナダ/グアテマラ/ブラジル/ペルー/イースター島/ソロモン諸島/パプア・ニューギニア/オーストラリア/フィリピン/ネパール/インド/レソト/ケニア/エジプト/フィンランド
目次
われわれの惑星 母なる大地は矛盾に満ちた世界である
アメカ合衆国 ものすべて輪として見る
カナダ 断崖の端に追いつめられて
グアテマラ とうもろこし人間は古代の神々を忘れたことはない
ブラジル 森の声の歌をうたおう
ペルー ケチュアの宇宙―三つの時間三つの空間
イースター島 大地を売ったら太陽はどうなる
ソロモン諸島 潟に生きる民
パプア・ニューギニア 彼らは私たちのタブーを踏み荒らした
オーストラリア 傷を癒やす木イハラン
フィリピン ピナツボ山がノーと言った日
ネパール バルパックからカトマンズヘの道は遠い
インド ヒマラヤからの声に耳を
レント 自立への復帰―アフリカの条件と環境とのバランスを求めて
ケニア 閉じた輪の中の遊牧民
エジプト 私たちはナイル川を奪われた
フィンランド 森に残された最後の木々