出版社内容情報
“なぜ被差別部落はなくならなかったのか”をモチーフに、明治維新から全国水平社結成前後の部落民衆の生きざまを豊富な資料を駆使して解明する。
1 菊(尊皇)は栄える,葵(幕府)は枯れる―明治維新
2 四民平等と「解放令」―被差別身分廃止令
3 被差別身分廃止への動き―「解放令」が出されたわけ
4 人間平等への逆流―「解放令」反対一揆
5 差別する人間のおぞましき姿―立ちはだかる差別の壁
6 血ぬられた地域ぐるみの差別―各地の「解放」令反対一揆
7 近代都市つくりの影で―消された貧しき人々の群れ
8 伝染病と死への恐れと差別―コレラ騒動
9 自由民権運動と秩父困民党事件
10 こんな女に誰がした―「悪女」と呼ばれた女たち
11 近代における皮革業の変化―奪われた皮革業の利益
12 牛鍋食わぬは開けぬ奴―文明開化と肉食の「穢れ」
13 明治政府の北海道開拓―和人の収奪とアイヌの悲劇
14 皇軍による初めての侵略―琉球・台湾・朝鮮
15 「破戒」の時代の教育―教育と差別
16 普通教育からはじき出された子供たち
17 資本主義発展の影で―「女工哀史」の時代
18 「わだつみの龍」と地底の労働者
19 歌でやらかせ,この位の仕事―選炭節
20 海を奪われた漁村―港と漁場の無い漁村部落
21 竹細工を生活の支えに―河原
目次
菊(尊皇)は栄える、葵(幕府)は枯れる
四民平等と「解放令」
被差別身分廃止への動き
人間平等への逆流
差別する人間のおぞましき姿
血ぬられた地域ぐるみの差別
近代都市つくりの影で
伝染病と死への恐れと差別
自由民権運動と秩父困民党事件
こんな女に誰がした〔ほか〕




