出版社内容情報
本書は,朝鮮近現代史研究の第一人者であり,同時にすぐれた在日韓国人・朝鮮人,アジア人の人権を守る運動の理論家・誠実な実践家であった故梶村秀樹が,生前執筆した厖大な論稿の中から主要と思われる論文をテーマ別に整理した著作集である。東洋史,日本史の近現代史研究者必携の図書。図書館必備図書。
第1章 内在的発展の視角
第2章 朝鮮史と東アジア
第3章 意味としての歴史
目次
1 内在的発展の視角(李朝後半期朝鮮の社会経済構成に関する最近の研究をめぐって;朝鮮近代史の若干の問題;朝鮮近代史と金玉均の評価;朝鮮近代史研究の当面の状況;日本における朝鮮研究;朝鮮史研究の方法をめぐって;朝鮮社会における移行法則;朝鮮近代思想史の課題;“やぶにらみ”の周辺文明論;朝鮮近代史研究における内在的発展の視角)
2 朝鮮史と東アジア(朝鮮思想史における「中国」との葛藤;朝鮮からみた現代東アジア;朝鮮からみた日露戦争;東アジア地域における帝国主義体制への移行)
3 意味としての歴史(日本帝国主義の問題;申采浩の朝鮮古代史像;歴史と文学)
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