目次
第1部 学級崩壊とスクールソーシャルワーク(学級崩壊が私たちに問いかけるもの;スクールソーシャルワークの役割と理論)
第2部 学級崩壊を経験した親を対象とした研究―仲介理論の開発(親対象のスクールソーシャルワーク仲介理論開発の方法;仮説仲介理論の構築を目的とした調査;仮説仲介理論の構成概念とその構築;親対象のスクールソーシャルワーク仲介理論の確立;親対象のスクールソーシャルワーク仲介理論開発の意義)
第3部 学級崩壊を経験した教師を対象とした研究
第4部 学級崩壊に対する親と学校間の仲介モデルの提示(学級崩壊に対する親と学校間の仲介モデル(実践モデル)の作成と事例への適用)
著者等紹介
大塚美和子[オオツカミワコ]
大阪府教育委員会スクールソーシャルワーカー、関西学院大学社会学部非常勤講師、神戸女学院大学文学部非常勤講師、社会福祉学博士、臨床心理士。1984年、関西学院大学社会学部卒業。86年、関西学院大学大学院社会学研究科修士課程修了後、住友病院心療内科ソーシャルワーカー、大阪心理療法センターカウンセラー、兵庫県スクールカウンセラー、桃山学院大学社会学部非常勤講師などを経て、2003年、関西学院大学大学院社会学研究科博士課程後期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう。
21
著者の博士論文をもとに出版。スクールソーシャルワーカーの実践モデルとして学級崩壊に対する親と学校間の仲介モデルを提示して研究されたものです。アンケートに基づく研究であり、統計や相関関係など、僕が苦手としているところを(^▽^;)いろいろと細かく研究されていました。スクールソーシャルワーカーの専門性の1つに仲介があることは理解できました。ただ、それがマニュアル化となるのかは疑問に思いましたし、仲介だけでは解決しないことは山ほどあり、そうしたなかで仲介モデルがどのような役割を果たすのかが知りたかったです。2015/06/10